皆さま、毎度です♪友蔵です。
12月に入り、朝晩の寒さは厳しくなり、いよいよ冬が来たことを実感する今日この頃。
となりますと、そうです!エリアトラウトのシーズンが開幕です!!
低水温帯を好むニジマスなどの魚類には、冬のエリアトラウトは、まさにシーズンインとなります。
私も、今年の3月に初めてエリアトラウトの世界に参入し、8月までに合計4回の出撃をしましたが、本格参入は、この冬の期間と決めておりました!
と言うことで、今年の冬は、バス釣りは基本的にお休みし、エリアトラウトに没頭しようかと考えております♪
そのエリアトラウト強化月間の先陣を切ったのが、昨日(12/20)でして、滋賀県の高島の泉に潜入して参りました!
まだまだ全然、エリアトラウト初心者ではありますが、自分的に考えて、戦略を構築して行きましたので、その過程をご覧になって下さいませ♪
これからエリアトラウトをしてみようかな???と思われる方々にとっても、参考になる部分があるかもです。何せ、私自身が初心者なので、同じ目線ですからね♪
|エリアトラウトの人気ぶりに圧倒!!満員御礼な高島の泉!!
今回、潜入しました高島の泉ですが、冬期間の営業時間は、07:00~17:00となっていますので、AM06:30頃に駐車場に到着したのですが、広い駐車場が、ほぼ満車状態となっていました・・・。
ゲート前には、すでに長蛇の列・・・。

故に、開場してからのチケット販売所までの道のりも長蛇の列・・・。

凄いぞ、これ。エリアトラウト人気の凄まじさを感じました。海釣りの人気ぶりしかり、こりゃ、バス釣りが衰退していくハズだわと感じました・・・。
ちなみに、全力でエリアトラウトを楽しむ為に、今回も、9時間券を購入しました♪
|現時点では、ワンタックルのみでやり切るスタイル。
エリアトラウトは、超絶繊細な世界観ですので、その分、1つのタックルで対応することが出来る戦略の範囲が、かなり狭いと感じています。
従いまして、全ての状況に対応しようとすると、その狭い境域の戦略をカバー出来るタックルを個別に複数スタンバイさせる必要があります。
故に、本格的に、エリアトラウトをされている方々は、5タックル程度を持ち込んで、全方位で仕掛けておられる様に思います。
で、私はと言いますと、現時点で、以下のワンタックルのみ。

ロッド:ヴァルケイン/ダーインスレイブ・コードグライガン61L
リール:ダイワ/20ルビアスFCLT2000S
ハンドル:ZELOS/プロアーム
PEライン:バリバス/スーパーエリアトラウトPE X4 0.3号
フロロリーダー:シーガー/グランドマックスFX 0.6号
尚、万が一、破損のトラブルが発生した際に、取り敢えず、釣りが続行出来る様に、バス用のスピニングタックルを1セット持ち込んではいますが、バス用のウルトラライトアクションですら、エリアトラウトではハイパワーですので、通常使用には向いていません・・・。
と言う感じで、エリアトラウト用には、上記のワンタックルしか持っていない為、この組み込んだワンタックルで出来る範囲内の戦略で、色々と頑張ってみました。
初心者から、いきなり複数のタックルを一気に揃える方は、稀だと思いますので、私の様に、まずは、ワンタックルから始められる方々にとっても、参考になれればと思います。
それでは、少し、前置きが長くなりましたが、実釣模様をレポートしたいと思います!
|まずは、ボトムを探ってみるものの・・・!?
AM07:00の開場と共に、3つある池には、一気に人がなだれ込んで行きましたが、今回は、第2ポンドのアウトレット側に入ってみました。


(余りの人の多さで、結局、場所移動することが出来ず、9時間、全く同じ場所、同じ立ち位置での釣りとなりました)
12月のエリアトラウトは、初めてですので、マス類の動きが読めない為、まずは、状況把握から入ることにしました。
目視で見える魚達が少ない感じがしましたので、ボトム付近にいるのかな?と感じた為、まずは、ボトムを探ってみることにしました。
最初に選んだのは、ヴァルケイン/サーバントスピアー1.4gです。

丁寧に、ボトム付近をトレースして行きましたが、無反応・・・。
そこで、リアクション要素が必要なのかな?と感じた為、ヴァルケイン/シャインライドに変更。

左右のダートアクションで仕掛けましたが、これまた無反応・・・。
そこで、ボトムを攻める最終手段のSTジグ0.9gを投入!!(バス釣りで言うところのフィネス攻めですね)

信頼と実績のデジ巻きアクションで、丁寧にボトムを探るも、まさかまさかの無反応・・・。
STジグを投入して無反応と言うことは、これはもうボトムではない!と、開始15分で、ボトム展開には見切りを付けました。
なるほど・・・、夏は表層水温が高い為、ボトムに居ましたが、水温が12℃前後ですが、マス類にとっては適水温帯なので、ボトムに居る必要がないのか・・・、なるほど。
とは言え、表層付近に見えている魚は少ない印象なので、ならば中層だなと判断しました。
|狙いのレンジを中層に変更!!最初は苦戦するものの・・・!?
と言うことで、狙いのレンジを中層に変更することにしましたが、まず最初は、ヴァルケイン/ハイドラムSで、巻いてみることにしました。

丁寧にデッドスロー巻きをしましたが、バイトはあるもののフックアップしない・・・。
ボトム攻めでは、全くのノーバイトでしたので、中層攻めは正解だと感じましたので、次は、さかさニョロ60FSに切り替えてみました。

しかし、実績抜群のさかさニョロにも、バイトのみ・・・。
ううーん、もっと直線的な方がいいのかな?と感じたので、ヴァルケイン/サーバントスピアー1.1gに変更。

中層をミディアムリトリーブで巻いてみましたが、これまた無反応。
そこで、人の多さから来る人的プレッシャーの関係で、ナーバスになっているのかな?と感じ、ニュートラルな魚でも口を使わせることが出来るスミス/団子魚SR・LOWで探ってみることにしました。

かなり丁寧に、デッドスロー巻きをしましたが、これまた無反応・・・。
そこで、ちょっと違う動きのアプローチが必要と感じたので、回転系のぐるぐるXを投入!

すると、バイトやチェイスが多発しましたが、全てフックアップせず・・・。
んんん?回転系には、凄い反応を示すことが分かりましたので、これを煮詰めてみようと考えました。
ちなみに、開始から約30分で、ボトム攻めから中層攻めまでルアーローテーションさせて思考を煮詰めています。
そうなんです、エリアトラウトは、目の前に魚が居る以上、魚を探す工程を削除出来るので、バス釣りと比較すると、展開や切り替えのスピード感は、想像を絶するほどなのです。
【思考を停止すると、釣果も停止する】
これは、個人的には、エリアトラウトの真髄だと感じています。
|回転系の終点!?セニョール・トルネードが、ヤバ過ぎる!!
回転系への反応が良いと感じた為、セニョール・トルネードを初投入してみることにしました。

かなりフザけた見た目をしているので、購入すること自体を躊躇していましたが、モノは試しと先日、購入していたんですよね。
これですが、記憶形状ワイヤーとかではなく、ご覧の様に、ストレート状態が基本となっています。

これを指にクルクルと巻いて、形状を整えます。

で、完成したのが、ご覧のコイル状になるって感じですね。

ちなみに、当然、釣れたら、元の真っすぐな状態に戻りますので、また指に巻いてコイル状にするという感じです。
で、見た目のおふざけ具合とは真逆で、こいつがヤバかった・・・。
第1投目から、いきなりのバイトで、この日、1本目のニジマスを捕獲することに成功♪

その後も、セニョール・トルネードの中層巻きで、次々にヒット!!まさに連発状態です♪



ちなみに、このセニョール・トルネードですが、記憶形状ワイヤーではないので、コイル形状がキャストするだけでも崩れて来ますが、そのコイル形状によって、回転波動が異なるのも面白いと感じました。
1つのルアーではありますが、コイル形状を色々と工夫することで、魚達に飽きさせない効果がある様に感じましたね。(常に形状が一定ではないというのは、面白いコンセプトですね♪)
あと、フック交換は、マメにした方がいいなと感じました。ファイト中に、セニョール・トルネードが真っすぐになり、アイとフックの距離が長くなる為だからか?魚が首を振った際に、負荷が掛かり、若干ですが、フックゲイブが広がりやすい?印象を持ちました。
まあ、使うフックの種類や強度にもよるかと思いますけどね。参考までに。
そんなこんなで、連発激の最中に、ビッグバイトを取り、ナイスファイトで上がって来たのは、45㎝のニジマスでした♪


ロッド:ヴァルケイン/ダーインスレイブ・コードグライガン61L
リール:ダイワ/20ルビアスFCLT2000S
ハンドル:ZELOS/プロアーム
PEライン:バリバス/スーパーエリアトラウトPE X4 0.3号
フロロリーダー:シーガー/グランドマックスFX 0.6号
ルアー:セニョール・トルネード
ちなみに、この時は、茶色系のセニョール・トルネードも投入したのですが、こちらはバイト無しでしたので、エリアトラウトにおけるカラーって、ホントに大事なんだなと感じましたね。

そうこうしている内に、11時頃になって来て、太陽光が雲の切れ目から出て、気温が高くなって来たタイミングで、表層付近に魚が上がって来た様に見えたので、戦略を変えてみることにしました。
|TCレイゲンの浮かせ釣りが炸裂!!怒涛の連発劇!!
目視でも、かなりの数の魚達が表層付近に上がって来たのを確認出来たので、ルアーをジャッカル/TCレイゲンDRに変更!

こいつを使って、表層付近での浮かせ釣りをしてみることにしました。中層まで巻いて、水面まで浮かせる感じて使ってみたところ、浮上するTCレイゲンが水面に到達する直前に、ひった来るバイトが多発!!



魚に飽きさせない様、カラーもローテして連発!!


一瞬のタイミングではありましたが、即座に、TCレイゲンを選択したことが功を奏した感じでしたね。やはり、エリアトラウトは、常に思考を継続させ、即座に、身体を反応させないと釣果が伴わないですね。
|セニョール・トルネードの凄さは継続。2本の45オーバーを追加!!
昼を回って、ちょっと厳しい時間帯になりましたが、団子魚でも釣ってみたかったので、団子魚タイムを取って、じっくりやってみたところ、1本釣ることが出来ました。しかし、コンディションが悪かったので、この日は、この手の釣りには向いていないだな~と知ることが出来ました。

しかし、団子魚のニュースフィッシュを釣る能力は、確かにあると感じましたので、今後の戦略の1つに入れられるなと思いました。
で、厳しい時間帯であっても、このセニョール・トルネードはヤバかった・・・。

2本の45オーバーのニジマスを捕獲出来、数も伸ばすことに成功!




ヤバいぞ!セニョール・トルネード!!
この日が異常に反応しただけかもですが、これは複数個持っておいて損はないと感じましたね。追加購入、確定です!!(笑)
|バス釣りテクの応用で、STジグが炸裂!!
で、何だかんだで、15時を回り、ラスト1時間となった時点で、この日は、曇り空だったこともあって、光量が落ちて来て、若干、薄暗くなって来ました。
すると、気のせいかも?ですが、水中にある岩に魚が増えた様に感じました。(暗くなって来たら、障害物に寄り添うの???知らないですが・・・)
もしかして???と思い、STジグ0.9gをチョイス。

朝イチのボトム展開では無反応でしたが、見方を変えればイケルかも!?と・・・。
バス釣りでは、岩などにルアーを隠したり、岩の上から滑らせて食わせたりするテクニックがありますが、これが、この高島の泉でも効くのでは?と感じました。
何となく、水中の岩に魚が多い気がしましたので、このSTジグ0.9gを岩に絡めて使ってみたところ・・・、これが大当たりだった様で、怒涛の連発劇となりました!!




ボトム感知能力には乏しいタックルセットアップですが、岩の存在を感じながら丁寧に操作すると、明確なバイトが出て楽しかったです♪
これは、バス釣り経験者だからこそ出来た戦略だと思いますので、感無量でした!
で、最後の最後は、またセニョール・トルネードで遊んで、16時にタイムアップとなりました。


9時間もの間、全く同じ場所、同じ立ち位置から、ワンタックルだけで、頭をフル回転させながらやり切りました。
エリアトラウトの場合、常に思考を続け、一瞬のタイミングに即座に身体を反応させる必要があります。先ほども言いましたが、まさにこれです。
【思考の停止は、釣果の停止】
常に、試行錯誤を続け、状況を精査し、その場その場で即座に判断をして、戦略を投入する。これが、エリアトラウトの面白い世界観ですね。
なので、足元には、とっかえひっかえしたルアー達が、存在しています。

ちなみに、今回は、1匹だけ45オーバーのニジマスを持ち帰ることにしましたので、ビクを急遽、レンタルしました。(料金:100円)

下処理が出来る炊事場もありますので、そちらで、頭と内臓を取り除くことが出来ます。(まな板や包丁もあります。無料で使用OK。)


急遽の持ち帰りだったので、今回は、保冷バックと氷を購入しました。(合計:400円)

エリアトラウトは、持ち帰って食べることが出来るのも魅力ですよね♪
と言うことで、5回目となるエリアトラウト挑戦では、以下の釣果となりました。

・45オーバー:3本
・40オーバー:2本
・トータル:31本
まだまだ初心者の域を抜けてはおりませんので、試行錯誤が続いていますが、エリアトラウトの奥深さは、自分なりに理解出来る様になって来ました♪
あ!そうそう、今回の釣果を支えてくれた影の立役者を最後に紹介します。それは、こいつです。
【ZELOS/プロアーム】

ZELOSが誇るプロアームハンドル。
革命的な構造改革で、ハンドル部分のガタ付きをゼロにしたことで、巻きの安定感が凄いことになっています。
このプロアームに関しては、また別途、ブログを書きたいと思いますが、個人的には、以下の様に感じました。
『圧倒的な滑らかさによって、巻いているという感覚が消える。リールを巻くと言う動作の中にあった僅かな雑音を排除出来たことで、巻く動作に意識が行かなくなる。その為、意識の全てを釣りの思考と動作のみに絞ることが出来る。』
これが、私が感じたプロアームの凄さですね。
個人的に、バス釣りでもそうですが、釣りの動作の中に、雑音が入ることを極端に嫌うので、タックルへの意識を絶つことを最優先事項にしています。
巻くという動作の中に存在する雑音をバス釣りでは、ZELOS/マシンカットハンドルで対応し、エリアトラウトでは、ZELOS/プロアームで対応している感じです。
エリアトラウトは、超絶繊細な世界観で行われる為、道具に頼れる部分は遠慮なく頼って、釣りの思考自体に全集中するのが、大事だと感じています。
今季は、1月いっぱいまで、合計で、6回~7回ほどエリアトラウトに出撃する予定です。
高島の泉以外の場所にも出撃して、色んな経験値を増やして行きたいとも考えています♪
バス釣り経験者なら、必ずハマるエリアトラウト。皆さんも如何でしょうか!?