皆さま、毎度です♪友蔵です。
葉桜を超えて、単なる葉っぱだけになった桜の木。今年の春は、季節外れの暖かさが続いたと思ったら、強烈な寒の戻りがあったりと、気温の高低差が激しかった印象でしたね。
さて、今回の出撃レポートですが、高山ダムの凄腕ロコ達が集まるチーム『ウズウズ』のローカル大会(第2戦)に参加して来た模様をお届けしたいと思います!
満水化した高山ダム。
それでなくとも広大なフィールドが、更に、広大となっており、かなり手を焼きましたが、何とか50オーバーを2本持ち込むことが出来ましたので、戦略含めて、ご覧になって下さいませ。(プラを1日入れましたので、それも併せてどうぞ!)
|ウズウズ大会プラ。ほぼ満水の高山ダムに翻弄・・・。
ウズウズ大会に向け、状況把握の為に、約4ヶ月半ぶりに高山ダムに行ったのが、4月2日。
フル満水まであと2mとなっていた高山ダム。(貯水位:130.11m)
前回、訪れた際の貯水位が125.98mでしたので、5m程度の増水となっており、今まで見たことが無い光景が広がっていました・・・。
ほぼフル満水の高山ダムは、初めての経験でしたので、取り敢えず、大会に向けて、何か掴んで帰ることを目標にして、スタートしました!
スロープ前の水温は、朝イチで15.0℃を示していました。
岸際は灌水ブッシュだらけ・・・。
広大なフィールド。私の最弱スペックのボートでは、到底探り切れるのは不可能。
そこで、今回は、春に最適な上流部と下流部を切り捨て、状況的には、まだ動きが無いであろう中流部を探ってみることにしました。(大会の際、中流部を切り捨てる決断をする為)
灌水ブッシュ周りは巻物展開。
灌水ブッシュには、カバー撃ち展開。
結果、7時~12時までの5時間やりましたが、カバー撃ちでのMAX35cmで4本のみ。
ロッド:EG/スーパースタリオンGT3RS(プロト)
リール:ZPI/アルカンセXS
ハンドル:ZELOS/マシンカットハンドル102mm
スプール:ZELOS/ZPⅢスプール
ライン:東レ/ビッグバスフロロ20ポンド
リグ:14gビフテキ
ワーム:イマカツ/ヘアリーホグ4インチ
まだスポーンに向けての動きもなく、中流部を切り捨てる決断をしました。
ウズウズ大会は、上流勝負か、下流勝負か・・・。どちらにせよ、プラでは探れていないエリアなので、ぶっつけ本番で挑む形となりました。
ちなみに、桜は見事に咲き誇っていたので、癒されたのは良かったです♪
|ウズウズ大会本番!!フル満水化した高山ダムに挑む。
そして迎えた2023年4月9日。ウズウズ大会第2戦。
第1戦目は、2月に開催されましたが、仕事の関係で参加出来ずでしたので、私自身は、第2戦からのエントリーとなりました。
まだ夜も明けない午前4時前に集合。ボートのセットアップをして、暗い中でのランチング。
AM5時過ぎには、スタート準備が整いました。(この時間、ワクワクドキドキしますね)
今回の大会のルールですが、以下の通りとなります。
・帰着時刻:14:00
・キーパー:25cm
・リミット:5本
・死魚:不可
ちなみに、プラからの1週間で、水位が2m上昇し、高山ダムは、いよいよフル満水になっていました。(貯水位:132.11m)
尚、当日に持ち込んだタックルは、以下の6セット。
①EG/スーパースタリオンGT3RS(プロト)+ZPI/アルカンセNS
②EG/スーパースタリオンGT3RS(プロト)+ZPI/アルカンセXS
③EG/クーガーエリート7RS+ZPI/アルカンセRGC-XS
④EG/ブッシュサーペント+ツインパワーXDC3000XG
⑤EG/スピンサーペント+ルビアス2506
⑥EG/スーパーエアリアルレジェンド+ルビアスFCLT2500S
前々日に大雨が降った影響で、スロープ前の水温は13.2℃まで低下。強烈な放射冷却の影響で、夜明け直後の気温は2℃。
そんな中、いよいよスタートとなりました!!
皆さん、ボートのスペックが凄まじいので、最弱スペックの私のボートは、一瞬で置き去りです・・・。(速度的に、2倍~3倍の差がある感じですね)
|中流部と下流部を繋ぐストレッチに狙いを定める。
スタート地点のスロープを出発して、実に、1時間15分を要して、狙いの中流部と下流部を繋ぐストレッチに入ったのが、6:45過ぎ・・・。
岸際は、完全にオーバーハング状態になっていましたね。
まだ日差しも差し込まない状況の為、表層水温も上がらずですので、取り敢えず、表層水温が上昇するまでは、カバー撃ちをすることにしました。(ルアーは、イマカツ/ヘアリーホグ4インチの14gビフテキです)
目ぼしいカバーをひたすらに撃ち込みますが、ノーバイト・・・。
そうこうしていると、山間部より太陽が姿を現し、太陽光がサンサンと降り注ぎ始めました!
そうです、このタイミングを待っていたんです。
プラも含めて、全く見えていない状態でしたので、やることを1つに決まていました。
「表層水温が上昇するタイミングで、必ずプリのバスが浮いて来る。ならば、その個体をバマストで狙うのみ。」
朝の表層水温は13℃台でしたが、表層水温が15℃を超えて来ると、まず間違いなくプリのバスが浮くと予想しました。
しかし、その個体数は少ないと感じており、5リミットを揃えることは、到底不可能。
でも、今の自分には、全く見えていない為、そもそも、5リミットを揃える戦略を持ち合わせていない。
ならば、自分の存在感を示す為にも、ビッグバスを持ち込むのみ。
この時点で、すでに負け戦なのですが、意地で、友蔵スタイルでのビッグバスを持ち込むことを決意しました。
|狙い的中!!バマストで、値千金の50オーバー2連発!!
と言うことで、この時点で、やることが決まっていましたので、邪念を消し去る為に、スピニングタックル3セットは、ルアーを外して片付けました。
そして、バマスト1本勝負のスタートです!!
気温もグングンと上昇し、表層水温も15℃を突破。
狙いは、上昇した表層水温で暖を取ろうと浮いて来たプリメス。
しかし、表層に近いと、上空からの鳥の攻撃に警戒する必要があります。
そこで、身を隠せる浮き物に付いたであろうプリメスを狙う作戦です。
まずは、こちらの観測用?浮き施設周りを狙ってみることにしました。
この浮き施設の風が当たる面から、回り込んだ風裏側、水面直下をバマストしていると、狙い的中で、モンドリングバイト!!
強烈なファイトで抵抗して上がって来たのは、値千金の54cmでした!!
サイズ:54cm(2110g)
ロッド:EG/スーパースタリオンGT3RS(プロト)
リール:ZPI/アルカンセNS
ハンドル:ZELOS/マシンカットハンドル102mm
スプール:ZELOS/ZPⅢスプール
ライン:東レ/ビッグバスフロロ20ポンド
ルアー:バウバマ
ワーム:イマカツ/ハドルスイマーエラストマー4インチ
今回は、バマスト専用に設計されたバウバマを使用しました。(バウバマは、釣り仲間がオリジナルで自主製作しているバマスト専用アラバマリグです)
全く見えていない状況の中、自分の考察を証明する54cmの一撃に、試合中と言うこともあり、吠えましたね!
やはり、この表層水温の上昇で、プリメスが浮いて来た!しかも、キーは、浮き物。
となると、同様の浮き物を探すしかない。
岸際に近いところにある浮き物・・・。
・・・、そうだ。オイルフェンスだ。
と言うことで、カバー隣接のオイルフェンスエリアに移動!
丁度、風裏になっており、表層水温が上昇しているのは明らかです。
このオイルフェンス沿いを丁寧に、水面直下でバマストしていると、これまた強烈なモンドリングバイトが発生!!
めちゃくちゃ暴れましたが、何とか無事にネットインに成功!!これまたナイスな体型をした51cmでした!!
サイズ:51cm(1830g)
ロッド:EG/スーパースタリオンGT3RS(プロト)
リール:ZPI/アルカンセNS
ハンドル:ZELOS/マシンカットハンドル102mm
スプール:ZELOS/ZPⅢスプール
ライン:東レ/ビッグバスフロロ20ポンド
ルアー:バウバマ
ワーム:イマカツ/ハドルスイマーエラストマー4インチ
これまた狙い的中でしたが、予想してた以上のサイズが出たこともあり、5リミットは揃わなくても、同サイズをあと1本釣ったら勝てるかも?と感じました。
しかし、道中の移動時間に、相当な時間を食われてしまっており、この時点で、他の場所に移動する時間もなく、ジエンド・・・。
狙う場所、戦略、ルアー、全てが理解出来ましたが、無念の試合終了タイムを迎えてしまいました。
私の最弱ボートスペックでは、バッテリーがフルの状態で、時速5.3km程度。
そこから釣りを進めるにつれ、バッテリーが消費し、最後には、時速2.5kmまでダウン。
こうなると、帰着の時間も考え、釣りをする時間よりも、帰着する為の時間を考慮して、釣りをする時間を削いで移動に充てないといけません。
実際、8時間の試合時間の内、実に4時間程度、移動に充てる感じとなっており、実釣時間は僅かに4時間程度しかない状態でした・・・。
試合なのに、ボートスペックが低過ぎて、スタートラインに立てていない感じがしましたね。
船舶免許を持っていない関係で、エレキのスペックを上げることが出来ない為、せめて、バッテリーをフル状態で丸1日使用することが出来るリチウムイオンバッテリーを導入することを視野にいれないといけないなと痛感しました。
と、そんなこんなで、帰着時刻を迎えました。
|厳しい状況の中、2本3940gで、何とか5位に滑り込み!!
全員の帰着が済んだことで、いよいよ検量です!
流石は、地元の凄腕ロコ達、ゼロ申告者は、1人もおりませんでした。
さて、2本ながらデカバスが入った私の順位は、どんなものなのでしょうか!?
と言うワケで、54cm+51cm=3940gを記録し、何とか5位に入ることが出来ました!
しかし、地元ロコの皆さんは、凄い。リミットを揃えた猛者はいなかったですが、しっかりとデカバスを捕獲していました!
最終的なリザルトは、ご覧の様になりました。
優勝:5520g/4本
2位:5035g/4本
3位:4330g/4本
4位:4225g/4本
5位:3940g/2本
6位:3770g/2本
7位:3445g/3本
8位:3110g/3本
9位:1570g/1本
10位:1300g/1本
地元の凄腕ロコでも、5リミットを達成することが出来なかった厳しい状況だったみたいですね・・・。やはり急激に低下した水温の影響もあったんだと思います。
試合にタラレバは厳禁ではありますが、予想した通り、同サイズをあと1本入れることが出来ていれば、勝負になった展開でしたね。
やはり、その為には、実釣時間をしっかりと確保することが必須だと痛感しました。(ホント、移動に時間を食っていたら、話になりません・・・)
反省点も多々ありましたが、ウズウズメンバー達の戦略を試合後の談笑の中で聞くことが出来、非常に有意義な時間となりました。
ホント、皆さん、良い方ばかりです♪
最後の最後は、皆で一緒に、ボートの片付けをして終了!
普段のプライベートの釣りも楽しいですが、やはり、ローカル大会と言えど、試合は、試合でしか味わえない興奮と楽しさがありますよね。
試合中に手にする50オーバーは、まさにアドレナリンが大放出です!!
今年、48歳にもなるオッサンが、アドレナリンを放出して楽しむことが出来るバス釣りは、やはり最高ですね♪
ウズウズの凄腕メンバーの皆さんに、少しでも追い付ける様に頑張りたいと思います!
運営の皆さん、ランチングして下さった皆さん、誠にありがとうございました。
さて、次戦は、6月です。
それまでに、ボートスペックを少しでも上げて、戦闘力を高めないと!!