皆さま、毎度です♪友蔵です。
いよいよ年末12月。サラリーマンの宿命ですが、毎年、12月は忙殺される業務量の為、右往左往してますが、それが終われば年末年始なので、頑張りたいと思います。
さて、暖かい暖かいと言われて来た今年の秋ですが、ようやく朝晩の気温が下がり、紅葉も終盤に差し掛かって来ました。
そんな晩秋の11/30(土)、爆風&極寒の高山ダムへサウザージョンを浮かべて参りましたので、その模様をレポートしたいと思います。
今回、まさかまさかのロクマルが出現しましたので、是非、じっくりと読んでみて下さいませ!
|日々増水中!風速7mの爆風な高山ダム!デカバスは何処に???
出撃前日の夕方、天気予報を見てみると、天気は晴れ時々曇りながら、高山ダムエリアの風速予報が6m~7mと言う状況・・・。(風速予報は、WINDYアプリ一択!めちゃくちゃ正確ですよ)
風速6m~7mって、サウザージョンの様な小型ボートでは、まともに釣りが出来る状況ではないので、中止も視野に入りましたが・・・。
「大荒れ天候の時こそ、普段賢いモンスターが、バグって口を使う」
この事を経験則から知っていますので、ちょっと無理してでも出撃してみよう!と思い、爆風の高山ダムへ突撃となりました。
スロープ一番乗りをモットー?にしていますので、当日も、AM3:30過ぎに到着。無事に1番乗りを確保。
しかし、やはり爆風予報が出ていたせいか?AM06:30のスロープ開鍵時間になっても、私を含めて、4艇のみという状況でした。
そんなこんなで、AM07:00前には、出撃準備完了♪
・貯水位:132.18m
・スロープ前の表層水温:16.2℃
フル満水時の最高貯水位が135mですので、現時点で、フル満水状態と言ってもよい高山ダム。
ダラダラと暖かい日が続いていた影響で、未だに、朝イチの表層水温で16℃を超えている状態。(日中は、16.8℃まで上昇)
ちなみに、昨年同時期のスロープ前の表層水温は14℃でしたので、今年は、2℃~3℃高い感じですね。
朝イチの風はそれほどでもなかった為、風が吹く前に、一気に最下流エリアまで移動しました!
|3種類のリグで、カバー撃ちを決行!
と言うことで、この日も、12/15の大会参加に向けて、カバー撃ちの特訓です!
今回、スタンバイさせた戦略(リグ)は、以下の3つで御座います。
①EG/フラップクロー4インチ(14gビフテキ)
これが、私の高山ダムにおけるカバー撃ちの軸となるセットアップですね。
基本的に、このリグで展開して行き、要所で、以下の違うリグを投入するイメージです。
②EG/フラップクロー4インチ(1ozヘビーテキサスリグ)
今回、スパイス的に投入しようと思いセットアップしたのが、EG/フラップクロー4インチの1ozヘビーテキサスリグです。
よりスピードが必要な状況に遭遇した場合、リアクション要素を高めたい場合、そんな時に投入するイメージです。(アピール力UPの為に、ラバースカートも装着してみました)
③吊るし(イマカツ/MCハンガージグ5g+フィッシュフライエラストマー2.4インチ)
絶賛練習中の吊るし。今回も、薄めのカバーや、①と②でバイトはあれどフックアップしなかった場合などに投入するイメージですね。
|最下流部のカバー撃ち不発・・・。もしや???
そんなこんなで、最下流部です。やはり、水深が十分あり、状況変化に強い最下流部は、今の時期から安定感抜群な為、狙いやすいので、好んで入るエリアとなっております。
ご覧の様な複合的要素があるカバーを選んでのカバー撃ちを決行!
思ったより風が吹かないな~と安心していたのも束の間、どんどん風が強くなり、平均5~6mで、時折、7mの突風が吹く状況で、なかなかカバー撃ちの動作がやりづらい・・・。
フラップクロー4インチの14gビフテキで3バイトを得るもフックアップまでは至らず。
1ozヘビーテキサスも不発。吊るしも不発。
爆風かつ、まだ水温が高いので、要所で、イマカツ/ジンクススーパーヘビー1ozを投入し、巻き展開も試したんですが不発。
AM7:40~AM11:30までの4時間、バスを手にすることが出来ませんでしたが、この爆風状況の中で、掴んだヒントは、以下の通り。
・爆風状態で、最下流のマットカバーが散り出した。
・風向きがコロコロ変わる爆風で、基本風裏がない。
・14gビフテキにはバイトのみ。
・1ozヘビーテキサスにはバイトすらない。
・吊るしで反応がない。
最下流部エリアは、基本的に、バンクから急深の為、マットカバーの範囲が狭いんですが、それが爆風で散り出したので、マットカバーの旨味が激減。
更に、カバーに奥行きがないのが、最下流エリアの特徴の為、爆風時に弱いと感じました。
あと、吊るしで反応がないところを見ると、バスの目線は上ではないと判断。
更に、14gではバイトのみで、1ozでは無反応と言う状況から、スピードが重要だけど、早過ぎてもダメと判断。
そこから導き出した判断とは???
|高山ダム産ロクマル降臨!21gビフテキのフラップクロー4インチ!
4時間の苦戦の末に掴んだ状況把握から導き出した判断は、こちら。
・爆風をどんな角度からでも防ぐことが出来るカバーを狙う。
・水深は浅くてもOK。
・シンカーウエイトを21gに設定する。
奥行が十分にあるカバーなら、どんな角度から吹く爆風でも、完全にプロテクトすることが出来ますので、そんな奥行のあるカバーが、数か所存在する中流部へ移動。
ルアー自体は、EG/フラップクロー4インチのままですが、シンカーを21gまで上げたビフテキに変更。
基本的に、カバーに撃ち込んで、ストーン!とボトムまで落とし、着底後、少し放置させてから、ワンアクションツーアクションした後に回収と言う感じです。
爆風の向かい風の中、中流部の奥行があるカバーをランガン!!
ご覧の様な水没した木々の間にあるマットカバーなどは、木々が風を遮ってくれるので有望なんですよね。
そんな奥行のあるカバーから、ようやく待望の1本目を捕獲!
更に、同サイズを1本捕獲したことで、戦略的には間違っていないことを確信。
そして、中流部に存在する奥行のあるカバーの中でも、一級品とも思えるカバーに遭遇。
隣接する急深な岬、十分過ぎる奥行、複合要素満載、完全に風をプロテクト、まさに思い描く理想的なカバーに遭遇しました。
釣れる要素が詰まったカバーは、状況によって日替わりですので、その時その時、状況に合ったカバーと遭遇することが出来るか否かは、非常に重要ですね。
このごちゃごちゃカバーの中でも、更に、混み入った部分に、EG/フラップクロー4インチ(21gビフテキ)を投入。
ストーン!とボトムまで落とし、少し待ってから、ワンアクションで、グッ!と抑え込む様なバイトを得た為、フルパワーフッキング!!
かなりパワフルなファイトをしてましたが、ごちゃごちゃカバーでヒットさせた為、カバーから引きずり出すことが出来ず・・・。
そこで、スーパースタリオンGT3RSのリフティングパワーで、バスを水面まで出させて、水面の障害物にロック!
その状態で、フロントエレキをMAXにさせて、突っ込んでのハンドランディング!!
かなりアドレナリンが放出される様なアクロバティックなランディングでしたが、無事に捕獲することに成功しました!!
・・・んんん?獲った瞬間、デカいなと思ったけど、この異常な口のデカさ・・・、これ、もしかして!?
はい、そうなんです、計測の結果、まさか、まさかの高山ダム産のロクマルでした!!(驚)
サイズ:60cm(3010g)
ロッド:EG/スーパースタリオンGT3RS
リール:ZPI/アルカンセXS
ハンドル:ZELOS/マシンカットハンドル102mm
スプール:ZELOS/ZPⅢスプール
ライン:東レ/フリーダム20ポンド
リグ:21gビフテキリグ
シンカー:リューギ/ビーンズシンカーTG21g
フック:ハヤブサ/FPPストレート3/0番
ワーム:EG/フラップクロー4インチ
カラー:フロッグ(グリパンチャート)
口閉じ尾開きの計測で、60㎝~60.5cmの間くらいの3kgオーバーでしたね。
高山ダムでの初めてのロクマルでしたので、まさに感無量でした!
やはり、大荒れの天候時は、普段は賢いモンスター級の警戒心がバグるのか?こんなとんでもないサイズが釣れたりするので、釣りはしづらいですが、行く価値はあるかと思います!
ここ10年間、毎年、1本以上は、ロクマルを捕獲していましたが、今年は、ロクマルと縁がなく、ついにロクマル捕獲が途絶えるのか・・・、と感じていましたが、まさかのタイミングで、高山ダムにてロクマルが捕獲出来るとは思いもよりませんでしたね。
春でもない、この時期の高山ダム産ロクマルは貴重だと思いますので、大満足でした!(ほぼ、マグレですけどね・・・)
ちなみに、超絶ごちゃごちゃカバーから、無事にロクマルを捕獲することが出来たのは、スーパースタリオンGT3RSの強靭なリフティングパワーと、負荷が掛かる素早い巻き取りでも一切のブレが無いZELOS/マシンカットハンドル102mmの恩恵があったからだと思いますね。
ホントに、頼れる相棒です!
で、この時点で、PM13:30になっており、帰りにクルーズに立ち寄る予定もあったので、ストップフィッシングとしました。
爆風の中、前半戦は大苦戦しましたが、状況判断をしてから捕獲したロクマルには感動しました!こんな事があるので、バス釣りは辞められない!
ちなみに、ヒットルアーのEG/フラップクロー4インチですが、これ、あんまり人気ない様ですが、実は、かなり凄いんですよね。
何故、フラップクロー4インチが凄いのかは、また別途、詳しくブログで書こうかなとは思っていますが、最大のキモは「派手に動かないこと」ですね。
フラップクローを使われた方はご存知の通り、この巨大な2つの爪は、フォーリング時には動きません。なので、人間から見た感じ、釣れなさそう・・・となります。
しかし、この「派手に動かない」ことに釣れる要素が詰め込まれてると感じています。
派手に動かないと言うことは、動いた時に、強く水を押すと言うことですからね。
今年の夏以降、猛威を奮ったメガバス/スリーパークローも、この2つの爪は、派手に動きません。ホント、人間から見たら、これ釣れるん???となります。ですが、実際は、めちゃくちゃ釣れますからね。
個人的に、フラップクローとスリーパークロー、この2つのルアーは、同じコンセプトな気がしています。
取り敢えず、EG/フラップクロー4インチは、ホントにヤバいので、是非、使ってみて欲しいと思います!(不人気ワーム?なので、釣具屋のEGコーナーに、ひっそりと置いてあると思います・・・)
あ!そうそう、帰りにクルーズ伊賀に立ち寄って、入荷したてのメガバス/スリーパークローを2箱捕獲しておきました♪
ちなみに、クルーズ伊賀には、今ならスリーパークローの在庫が山盛りありますんで、今の内に大量確保しておいた方が良いと思いますよ。欲しい時に無いのが、スリーパークローですからね。(次回入荷は未定!)
フラップクロー4インチの在庫も、沢山ありましたので、高山ダム帰りに立ち寄ってみては?
そんなこんなで、最高気温10℃の爆風高山ダムでしたが、まさかまさかのロクマル登場で、気持ちはホットになった1日でした♪
尚、今回は、ゴープロは持って行っていたんですが、爆風につき、まともに釣りが出来ないことから、撮影を断念していたのが悔やまれるところです。すんません!
これから、どんどん冷え込む時期なので、もっともっと、カバー撃ちゲームが熱くなりますので、是非、楽しんでみて下さいませ!