皆さま、毎度です♪友蔵です。
以前からお伝えしていましたが、今季のオフショアジギングのメインターゲットは、ビンチョウマグロ＆キハダマグロ！！所謂、トンジギです。
ちなみに、トンジギとは、トンボ(ビンチョウマグロの愛称？別名？)をジギングで釣るから、略して『トンジギ』なのです。
半年前からタックルの準備をコツコツと進め、トンジギの知識も動画などを見て増やし、準備万端状態にしておりました。
なかなか釣れないみたいなので、5週連続で出撃する予定を立て、目標を1本としていました。
そして、迎えた第1日目のトンジギ。(2022年1月15日)
前日の夜には、タックル類の最終確認をしっかりと行いました。(この前夜の準備も楽しいもんです♪)
トンジギでは、フックシステムをどうするのか？と色々と検索しましたが、どうやら1本フックの方が良いみたいでしたので、今回は、あいや～ロング300gに、カルティバ／ブルーチェイサー11/0をセットすることにしました。
又、トンジギでは、通常のオフショアジギングみたくボトム取りをしない完全なる中層の釣りとなります。
例えば、船長さんより「水深1000m、水深100mに感度あり」とアナウンスされれば、ドテラ流しのライン角度を考慮し、的確に、その指示棚にジグを送り込む必要があります。(ビンチョウマグロの群れが船下を通過するのは一瞬です！)
私の場合、リールは、シマノ／オシアジガー2001NRHGを使用しますので、ラインの放出量に関しては、PEラインのカラーマーカーで読み取るしかありません。
一応、使っているPEラインのラインマーカー順番は把握していますが、念の為、小型ボックスに貼り付けておきました。
ただ、やはり釣りをしながら即座に反応しないといけない為、リール自体に、即座に、ラインマーカーの配列を目視出来る様に、百均で売っているシールをリールに貼り付けてみました。
これならば、バタバタする船上であっても、即座に、船長の指示棚にジグを送り込ませることが出来ます。(要するに、カンニングペーパーみたいなもんです♪)
と言う感じで、前夜のタックル準備を入念に行いましたが、ワクワク感が半端なく、あまり寝られませんでしたね。
｜状況的には厳しいトンジギ模様・・・。
いつもは京丹後エリアの日本海に出撃していますが、トンジギは三重県伊勢沖エリアとなります。
蛇行する黒潮が、3年ほど前から伊勢沖に寄っている為、黒潮に乗って、ビンチョウマグロとキハダマグロが入って来る感じですね。(その為、このトンジギゲーム自体が、まだ3年ほどの新しいジャンルの釣りになります)
今回は、遊漁船「ハローズフィッシング」にお世話になりました。
直近のトンジギ釣果を確認するも、年末年始とまだ1本も上がっていない状況で、そもそもが余り釣れない上に、拍車を掛ける釣れなさ具合で、苦戦が予想されました・・・。
とは言え、まずはトンジギ自体に慣れる必要があるので、第1日目は、色んなことを修得出来ればOKと考えていました。
まだ暗いAM5:30に、ソルト仲間と共に、集合場所の港へ到着！(道中の車内での釣り談義も、めちゃくちゃ楽しいです♪)
ビンチョウマグロやキハダマグロが回遊する黒潮エリアは、港から1時間程度走る必要があるので、暗い内からの出船となりました！さぁ、いよいよトンジギゲームのスタートです！！
｜信頼する、あいや～ロング300gを投入！！
港から出船後、1時間程度経過して、ポイントに到着。(すでに、風速10m近い爆風です・・・)
今回、用意しましたタックルは、EG／ハイピッチジャーカーライト606L-4＋シマノ／オシアジガー2001NRHGです。(PE4号＋フロロリーダー70ポンド)
そして、投入するジグですが、絶大なる信頼を置く、タナジグ／あいや～ロング300gをスタンバイさせました。(カラーは、グローヘッドケイムラシルバー)
トンジギゲームは、ビンチョウマグロとキハダマグロが回遊するエリアに、目星を付けて、船を風に任せて流す「ドテラ流し」での釣りとなります。
その為、風の強さと潮の速さで、ラインの放出角度が都度、変化しますので、船長の指示棚より多めにラインを出す必要があります。
例えば、指示棚が100mであったとしても、ドテラ角度によって、以下の様に放出させるライン量は変化します。
・ドテラ角度30度：115m
・ドテラ角度45度：140m
・ドテラ角度60度：200m
今回、黒潮の流れと強風の関係で、ドテラ角度が60度程度となっており、かなり体力勝負な感じとなりました。
基本的に、100m～120m程度の層を状況に応じて、船長がアナウンスしてくれるので、今回のライン放出量は、200m～240ｍとなりました。
又、ビンチョウマグロが船下を通過するのは一瞬なので、常に、ジグを水中に入れ、ワンピッチジャークを繰り返す必要があり、ジグの重さも加わり、通常のオフショアジギングとは比較にならない程の体力勝負となります。(翌日、全身筋肉痛です・・・)
折れない心、諦めない心、無尽蔵の体力、そして集中力。で、最後に引き運。
初めてトンジギをやりましたが、ホントに、心技体が備わっていないと、1日出来ないことを悟りました。
｜まさかの初回チャレンジで、連続ヒットを達成！！
スタートしてから4時間、ノーバイトノーフィッシュ。
この時点で、ワンピッチジャークを繰り返していた右腕の疲労感はハンパではなかったですが、いつ来るか分からないビンチョウマグロの群れに期待し、集中力を維持して釣り続けました。
すると、船長さんが「ビンチョウの感度あり。水深120m！」とアナウンス！！
この時、あいや～ロング300gがあった層が、水深150m程度だった為、ラインマーカーシールを頼りに、一気に、ワンピッチジャークで指示棚へ送り込みました！
この一瞬の動作が功を奏したみたいで、ドスン！！と強烈なバイトを捉えました！！
いよいよヒットしたビンチョウマグロ！！強烈なファイトを堪能し、まさかまさかで、トンジギ初回チャレンジにて、ビンチョウマグロを捕獲することに成功しました！！
獲物：ビンチョウマグロ
ロッド：EG／ハイピッチジャーカーライト606L-4
リール：シマノ／オシアジガー2001NRHG
PEライン：よつあみ／スーパージグマンX8 4号
リーダー：バリバス／フロロショックリーダー70ポンド
ジグ：タナジグ／あいや～ロング300g
カラー：グローヘッドケイムラシルバー
フック：カルティバ／ブルーチェイサー11/0
一瞬の地合いを逃さずに捕獲した1本に感無量でした。
同じタイミングでソルト仲間もヒットさせましたが、船縁でラインブレイク・・・。
これはタイミングだ！と感じ、1本捕獲した高揚感に浸ることもなく、即座に、あいや～ロング300gを狙いの棚に投入！！
ライン放出が150m付近で、勢いよく回るスプールがトンっ！と急停止！？
もしやと思い、フッキング！！どうやらフォール中に食ったみたいでした！
どうやら食い上げたみたいで、ファイト中が途中まで軽くてバラしたと勘違いしていましたが、船縁に近付いてからの凶暴的なファイトには、ちょっと恐怖を感じたくらいです。
何とか対応し、捕獲したのは、先程よりサイズアップしたビンチョウマグロでした！
獲物：ビンチョウマグロ
ロッド：EG／ハイピッチジャーカーライト606L-4
リール：シマノ／オシアジガー2001NRHG
PEライン：よつあみ／スーパージグマンX8 4号
リーダー：バリバス／フロロショックリーダー70ポンド
ジグ：タナジグ／あいや～ロング300g
カラー：グローヘッドケイムラシルバー
フック：カルティバ／ブルーチェイサー11/0
まさかの2本連続捕獲で、これまた感無量状態でした。
この前のメーター超えのヒラマサもそうでしたが、このあいや～ロングのフォール中のアピール力は、ヤバいと思いますね。
ちなみに、同じタイミングで、ソルト仲間も、2本のビンチョウマグロを捕獲していましたので、完全なる地合いだったんだと思います。(僅か20分程度の出来事でした)
それを証明するかの様に、その後は、延々とノーバイト地獄で終了となりました。
港に戻ってから、2本のビンチョウマグロを計測しました。
まだまだ小さい方ではありましたが、初回に2本獲れたこと自体が奇跡みたいなものなので、良かったです。
尚、今回の出撃模様は、友蔵YouTubeチャンネルでも公開しておりますので、是非、ご覧になって下さいませ♪⇒『友蔵YouTubeチャンネル』
ちなみに、近所の居酒屋さんで、捌いて盛り付けしてもらいましたが、腰を抜かす程の美味しさでビックリしました！！家族も大喜びでしたね♪
さぁ、いよいよ始まったトンジギ！！5週連続出撃で1本を目標にしていましたが、まさかの初回で2本獲れたことで、次回からの4週連続出撃では、サイズアップを図りたいと思います。
初回で2本捕獲することが出来たことで、釣り方、フッキング、ファイトなど、一連のことを一気に修得することが出来ましたので、次回からは、より精度を上げられるので、その点も良かったです。
しかし、タナジグ／あいや～ロング、ホントによく釣れるジグですね。夢を叶えてくれる相棒として、今後も、使い続けたいと思います！
厳しく難しいトンジギゲームですので、毎回が、今回みたいな釣果でクリアすることは無いでしょう。ボウズも続くと思いますが、残り4週連続のトンジギを全力で楽しみたいと思います！！
狙うは10kgオーバーのビンチョウマグロ！そして、30kgオーバーのキハダマグロ！！
