皆さま、毎度です♪友蔵です。
今回は、琵琶湖の冬の風物詩となった【ワカサギ掬い】に関して、初心者目線でのブログを書いてみたいと思います。
私自身が、ワカサギ掬い初心者の為、実際にやる前に、疑問に思ったことや、調べた内容、そして、実際に、ワカサギ掬いを経験して得た事、などなど、初心者必見の内容をお届けしたいと思います!
この記事内容を読んでもらえれば、ワカサギ掬いの準備を含めたノウハウを知ることが出来ますので、ワカサギ掬いをやってみたいけど、何を揃えたらいいのか分からないってことは無くなるかと思います♪
それでは、お時間の許す限り、読んで行ってもらえれば幸いです!
|琵琶湖ワカサギ掬いとは???
まずは、そもそも、琵琶湖ワカサギ掬いって何なの???釣るんじゃなく、掬うの???ってことですが、そうなんです、竿を使うんではなく、普通に、タモ網で掬うんですよね(笑)
ワカサギは、12月~2月頃の冷え込んだ夜に、琵琶湖の浜辺や小規模流入河川の浅い砂利の場所に産卵の為に接岸します。
この岸辺に接岸したワカサギをタモ網で掬うのが、琵琶湖のワカサギ掬いなのです。
釣るんではなく、単純に掬うので、小さなお子さんでも楽しむことが出来るのが特徴ですね。
|準備は何が必要なの?何を持って行けばいいの??
タモ網で掬うだけの琵琶湖ワカサギ掬いではありますが、しっかりと準備を整えることで、その楽しさが倍増します!そんな準備する道具一式を初心者目線でお届けしたいと思います♪
①タモ網
これが無いと始まりません。ご覧の様な伸縮タイプのタモ網が、釣具屋さんで手に入ります。(金額的には¥1,500前後ですかね)
タモ網の部分ですが、先端が、ご覧の様に、直線基調になっており、そこが金属プレートで補強されてるタイプが良いです。
柄の部分が伸縮することで、最長160cm~180cmくらいまで伸ばすことが可能です。
ワカサギが、すぐ足元に居る場合は、伸ばす必要はありませんが、ちょっとだけ岸から離れている場所に居た場合、この伸縮するタイプなら対応可能ですので、おススメは、伸縮タイプのタモ網ですね。
あと、2~3時間、ワカサギ掬いをする際に、何十回と掬う動作をしますので、タモ網自体が軽量の方が無難です。
網の部分が大きい方が掬い易いですが、その分、自重が重くなるので、疲れやすくなるかと思います。個人的には、軽量のタモ網をお勧め致します。
②長靴(ニーブーツ)
琵琶湖水際の浜辺を歩きますので、運動靴よりは、ご覧の様な長靴がお勧めです。(膝下まである長めタイプがお勧めです。)
長靴ですと、少しだけ水に入ることも出来ますので、少し岸際から離れた場所に居るワカサギも掬うことが出来ます。
ほんの僅か、水に入ることで、掬えるワカサギの量は倍増することもあるかと思います。
あと、少し風がある時など、水際が波立っている際も、長靴があれば安心して、ワカサギ掬いを楽しむことが出来ます。
長靴が汚れるので、車に積みたくないって方は、ご覧の様なカゴが、100円均一などで売ってますので、これを使ってもらえれば、車内を汚さずに済みますので、お勧めですよ♪
③LEDヘッドライト
これもワカサギ掬いには必須アイテムとなります。ヘッドライトを装着することで、両手を空けながら、掬う動作をすることが出来ますので、機敏な動きが出来ます!
尚、このヘッドライトですが、白色と赤色の両方が使えるタイプをお勧めします。(このタイプですと、¥5,000前後しちゃいますが・・・)
なぜ、赤色が必要なのかは、後程に書かせてもらいますが、少しお高くとも、白色&赤色が使えるタイプが無難かと思います。
ちなみに、最低でも400ルーメンの明るさは、欲しいところですね。
④手袋(フィッシンググローブ)
しっかりと衣服を防寒することで、寒い真冬の水際でも快適にワカサギ掬いをすることが出来ますが、掬ったワカサギを取る時など、どうしても手が濡れてしまいます。
手が濡れてしまうと、途端に冷えますので、それを回避する為に、手袋があった方が無難です。
特に、釣具屋などで売っている冬用のフィッシンググローブがあれば、かなり快適に過ごすことが可能ですので、お勧めですね。
⑤クーラーボックス(小型&中型)
ご覧の様な2つの大きさのクーラーボックスがあった方が便利ですね。
まずは、小型のクーラーボックス。
これは、タモ網と共に、現地に持参し、掬ったワカサギを入れる為のクーラーボックスとして使います。
別に、クーラーボックスじゃなくても、ナイロン袋とかでもいいのでは???と思うかもですが、安定感の無い浜辺で掬う為、どんな形状の浜辺であっても、安定感抜群で置くことが出来るクーラーボックスが使い勝手が良いと感じました。
そして、中型のクーラーボックス。
これは掬ったワカサギをジップロックなどの袋に入れて密閉した後、ご覧の様な中型クーラーボックスに入れて、保冷剤と共に、持ち帰れば、その帰宅までの道中も、ワカサギを新鮮に保つことが出来ます。
尚、当日、掬えるワカサギの量にもよりますが、用意するジップロックは、Lサイズが良いかと思います。大は小を兼ねるって感じですね。
⑥消臭ウェットティッシュ
これもあった方が便利です。掬ったワカサギは、手を使ってタモ網から取るワケですから、終了時には、少なからず、手から魚臭がしちゃいます・・・。
そのまま、車のハンドルを握るのはちょっと・・・と感じる場合もあるかと思いますので、消臭ウェットティッシュがあれば、その魚臭を軽減することが出来ます♪
100円均一などでも購入することが出来ますので、持っておいて損はしないかと!
⑦ライフジャケット
水の中に深く入るワケでもなく、ボートを出すワケでもないので、必要か?と問われれば、どうでしょう?となりますが、ライフジャケットも装着しておいて損はないかと思います。
危険の少ない浜辺とは言え、夜での遊びとなりますので、何が起きるか分かりません。
安全第一で楽しむのが基本となりますので、個人的には、ライフジャケットを装着されることをお勧めします。
と言うワケでは、ご紹介した道具一式を車に積み込んだ状態が、ご覧の感じとなります。
荷台スペース的には、それほど場所を取らないので、ワカサギ掬いは、準備も簡単ってところが良いですよね♪
|どの様な浜辺を選べばいいの???
広大な琵琶湖において、どこにでもワカサギが居るワケではない為、一体、どこで掬えばいいのか???と悩まれるかと思います。
琵琶湖においては、基本的に、北湖西岸の砂浜エリアであれば、どこでも大丈夫かと思います。(和邇エリア~今津エリア)
砂浜エリアに、小規模河川や水路などが流れ込んでいたりすると、かなり有望なポイントとなります。
エリア的に、全く無知であるなら、北湖西岸に存在する水浴場に行かれれば間違いないかと思います。
尚、基本的に、砂利に卵を産み付ける習性がありますので、ご覧の様な砂浜に砂利が存在する様な場所が狙い目です。
ご覧の様な砂利が存在しない砂浜エリアは、居ないことはないにせよ、数は少ない印象を持ちました。
|潮周りは気にした方がいいの???
ワカサギが浜辺に接岸する理由は、産卵の為です。となりますと、潮周りは非常に重要となって来ます。
海釣りをされる方々にとっては、基本中の基本ではありますが、釣りとは無縁の一般の方々にとって、潮周りなんか、普段の生活の中で気にされる方は、皆無だと思います。
なので、簡単に言いますと、大潮期間が狙い目となります。
満月大潮と新月大潮は、約2週間ごとに訪れ、それぞれの大潮期間が3~4日間ありますので、その期間が狙い目となります。
では、満月大潮がいいのか?新月大潮がいいのか?ってことですが、新月の方が月の引力が強いので、個人的には新月の方がいいのかなと思っていますが、満月の明るさも捨てがたいので、まだどちらの大潮が良いのかは判断出来かねています。
とにかく、大潮期間に行かれると間違いないかと思います。(逆に、小潮の期間は、行かれない方が無難かと)
|風の強さは気にした方がいいの???
あと、当日の風の具合ですが、完全なる無風状態となりますと、水際が鏡みたいに静まりかえりますので、ワカサギが見やすい反面、ワカサギからも我々が見えますので、警戒心が強くなる傾向にあります。
では、風が強い方がいいのか?ってことですが、強風過ぎると、波打ち際が波立ってしまい、ワカサギが接岸しづらい状況となります。
その為、ワカサギの警戒心が無くなる程度の風が吹いて、水際が多少、ザブザブしている状態の方が掬い易いと感じました。
具体的な風速でいうと、風速3m~4m程度の予報が出ている時などは狙い目かと思いますね。(風速0m~1mは無風。風速5m以上ば爆風。とお考え下さいませ。)
|時間帯は、何時頃がいいの???
明るい時間帯では、ワカサギは接岸して来ない為、夜に掬うのが原則となります。
冬の期間(12月~2月)だと、PM17:30頃には暗くなりますが、暗くなった直後は、まだダメです。
その為、狙い目は、20:00~24:00が良いかと感じています。
24時以降でも接岸しているみたいですが、やはり深夜までやると疲れちゃうかと思いますので、お勧めは、20:00~22:00の2時間勝負かな!と思います。
|では、実際に、ワカサギ掬いをしてみましょう!!
と言う感じで、ここまでは、準備を含めたノウハウをお伝えしましたが、実際に、ワカサギ掬いを体験した模様を見て行きましょう♪
出撃したのは、2025年1月17日(金)の20:00~21:30で、この日は、満月大潮が4日間続いた直後の中潮初日でしたので、まだ満月大潮の恩恵を色濃く受けることが出来た日となりました。
入った浜は、北湖西岸の有名な水浴場エリア。
この日は、風速3m~4mの状況だった為、水際は程良くザブザブとなっている状況で、潮周りも相まって、かなり良さそうな感じを受けました。
まずは、水際をヘッドライトの白色で観察してみます。
白色で照らす方が、より鮮明に水中を見ることが出来ますが、ワカサギも逃げやすくなります。
そこで、ある程度、ワカサギが居る場所が分かれば、赤色ライトに切り替えることで、ワカサギの警戒心を少なくさせることが出来ます。
白色ライトで、広くざっと調べて、ワカサギの位置を把握する。把握することが出来れば、警戒心を少なくさせる為に、赤色ライトに切り替える。
これが、白色と赤色が必要だと述べた理由となります。
そんなウンチクは置いておき、この日は、接岸するワカサギの量が多かったみたいで、次々に掬うことが出来ました!
ひと掬いで、5~6匹入ることも多く、約1時間30分で、121匹を掬うことに成功しました♪
ちなみに、ある程度、ワカサギが居る場所を特定出来れば、一度掬っていなくなっても、5分程度置けば、また接岸したりしますので、一度、掬えた場所では、時間をズラして、再度入ることをお勧めします。
尚、琵琶湖ワカサギ掬いは、かなりの距離を歩きます。場合によっては1㎞とか歩くことになるかと思いますので、かなりの運動量となり、真冬の夜とは言え、汗だくになりました・・・。その為、着替えもあった方が無難だなと感じましたね。
あと、ちょっとしたアドバイスですが、タモ網ではなく、投網をされている方がいらっしゃれば、常識の範囲内で、丁寧に声を掛けてみて下さい。
投網の方は、タモ網より、数倍、いや数百倍のワカサギを取られるので、その日、その日のワカサギの接岸量、そして、ワカサギの位置などを教えてもらることが出来るかと思います。
それを聞くことで、ワカサギのポジションを把握することが出来ますので、勉強になりますよ。
|お願い事項
あと、琵琶湖の冬の風物詩となっていることもあり、非常に多くの方々が訪れますので、トラブルに発展していることも耳にします。その為、以下の内容を守って頂けると幸いです。
『大きな声でしゃべらない』
確かに、ワカサギ掬いは楽しいので、たくさん掬えたりすると、大声を出したくなる気持ちは分かります。ただ、夜間となりますし、民家もある場合も多い為、非常に迷惑なこととなります故、大声でのワカサギ掬いは、慎んだ方が無難かと思います。
『迷惑駐車をしない』
基本的に、浜辺付近には駐車場が存在しません。その為、路上駐車をしたくなりますが、そこは近隣の迷惑になりますので、しっかりとした駐車場が存在する場所での楽しむのが無難かと思います。北湖西岸には、多数の水浴場がありますので、そういったエリアには、駐車場が完備されていることが多いです。
『ヘッドライトを人に当てない』
白色LEDライトは、非常に強烈な光源を持っている為、人に向けると迷惑極まりないことになります。その為、ヘッドライトを付ける時は、水際を照らす時に限るのが良いかと思います。あと、近くに民家がある場合も、民家にヘッドライトの光を当てない様に気を付けたいところですね。
『ゴミを捨てない』
これはワカサギ掬いだけではなく、社会のルールです。拾えとは言いませんが、捨てないことを徹底してもらえればゴミが出ることはありませんからね。自分で持ち込んだゴミは、自分で持ち帰る。これだけで気持ち良く、ワカサギ掬いが出来ますよね。
|食べて美味しい。いや、美味し過ぎる!!
最後に、掬ったワカサギの堪能の仕方は、やはり天ぷらにして食べることに尽きます♪
大きめのボールやザルに、掬ったワカサギを入れ、水洗い。
そうすることで、ワカサギに付いた砂などを排除することが出来ます♪
あとは、油で揚げるだけ♪
これ、ビックリする程に美味しいです♪121匹のワカサギを家族3人で、2日間に分けて、美味しく頂くことが出来ました。
準備も簡単。釣りじゃなく掬うので簡単。食べて美味。
これはもうやらないと言う選択肢はないかと思いますので、最初は寒いですけど、掬い続けることで身体も心もホットになるワカサギ掬いを是非、チャレンジしてみて下さいませ♪