皆さま、毎度です♪友蔵です。
今年の冬は、比較的暖かい?かも?と感じていましたが、2/8(土)に、今季最強寒波が日本列島を襲い、滋賀も含めて、各地で大雪となりました。
そんな最強寒波が襲来した翌日の2/9(日)に、高山ダムにて、ウズウズのローカル大会の第1戦目が開催されましたので、参加した模様をレポートしたいと思います!
年間5戦あるので、年間タイトルを考えると、外すことが出来ない大事な初戦。
プラから含めて、どの様な戦略を組んで挑んだのか!?私の備忘録も兼ねて、お届けしたいと思います。(少々、長くなるかと思いますので、お時間のある時にでも)
|プラ初日(1/19):ディープバマストの可能性を探る。
大会(2/9)までは、まだ時間がある1/19(日)に、初釣りも兼ねて、高山ダム入りしました。
・スロープ前の表層水温:8.9℃
初釣りなので、1匹でもバスを釣って帰りたいところではありますが、大会のプラも兼ねていますので、大会で効くかも?と思う戦略を探ることが先決。
と言うことで、この日は、前から考えていた「ディープエリアでのバマスト」の可能性を探ることに充てました。
7本アーム仕様のバウバマに、ハドルファットフライエラストマー2.8インチ13匹をオフセットフックで装着し、17.5gのタングステンシンカーをぶら下げたディープ仕様です。
このディープ仕様バマストを水深15~20mに落とし込み、ボトムよりちょい上をバマストするイメージで使ってみました。
真冬にディープエリアに落ちたバス達を狙うには、メタル系ルアーが鉄板ですが、これだとサイズが選べないし、そもそも、無理やりリアクションで食わせるので、痩せてる個体も多い・・・。(ウズウズ大会のキーパーが30cm)
そこで、「ディープに落ちたからと言って、じっとしている個体だけではないハズ。深いエリアでも、動けている個体がいるのでは?」と感じた為、それなら、このディープバマストで食ってくるのでは???と。
と言うことで、年末の釣り納めで良かったディープエリアを中心に、魚探の映像を見ながら、良さそうなディープエリアを延々とバマストするものの、一向にノーバイト・・・。
かなりの時間を掛けたものの、完全無欠のノーバイトでしたので、水温が9℃を上がって来たタイミングで、17.5gシンカーを外し、普通に、ブッシュ際などをバマストしてみることにしました。
バマストの動きが目で追えるくらいの水深をバマストしていると、ブッシュ際から、猛ダッシュで、真っ黒い50クラスがモンドリングバイトして来ましたが、勢いが良すぎて、フックアップせず・・・。
なるほど、真冬であっても、動けているデカバスが普通に居ることを知りましたが、それでも、この1発だけでしたので、大会で狙うにはリスクが高い・・・。
結局、この日は、ディープバマストは不発でしたが、自分の中で、ディープバマストの可能性を消すことが出来たので、プラとしては良かったと思います。
ただ、1回だけの検証で、ディープバマストがダメだ!とは結論付けてはおらず、あくまで、今回の大会で実行するにはリスクがあると判断しただけですので、引き続き、検証は続けます!
|プラ2日目(1/26):巻きの可能性を探る。
そして、プラ2日目となる1/26(日)に、高山ダム入り。
この日は、前回、バマストをしている際、モンドリングバイトをして来たデカバスが脳裏に焼き付いていた為、シャローの巻物展開の可能性を模索してみることにしました。
朝イチのスロープ前の表層水温は8.8℃でしたので、先週と変わらず。条件的には同じなので、検証にはもってこい。
スロープから上流エリアのバンク沿いブッシュを巻物展開で狙い、動けているデカバスを狩り獲る作戦です。
まずは、ジャッカル/ラスターブレード185+スリークマイキー90アラバマカスタムで、広く探る作戦。
気になるブッシュ際などは、より丁寧に探る為に、バマストを投入。
目に見えない水中ブッシュから、魚を引っ張って来たい時には、MBSチャター+サカマタシャッド7インチで、スローローリング作戦。
この3つの戦略をエリア毎に使い分けをして、延々とバンク沿いを巻きに巻きましたが、無念のノーバイト・・・。
ワンチャンスくらいあるとは思っていましたが、見事なまでのノーバイト。
1発当たれば、2kg前後のバスを獲ることが出来そうな感じですが、これを大会本番でやるには、博打過ぎると判断しました。
そこで、初日と2日目のプラを通じて、このままでは、大会でノーフィッシュを食わう可能性が高いと感じた為、大事な初戦でポイントを取ることを優先し、ディープのキーパー獲りを模索してみることにしました。
夏水位の時に、ローランスのサイドスキャンとダウンスキャンを駆使して、バンク沿いにあるブッシュや大岩などの沈みものに関して、調べ上げて、魚探に全てマーキングをしていました。
それらの沈みものが、冬水位では、15m~18mの位置にありますので、バスが居着くと感じていました。
この日は、シャローの巻き展開に時間を費やして、あまり残り時間が無かった為、自分が把握しているエリアの中で、1番有望な場所に入って、魚探を見たところ、水深17m~18mのボトムにあるブッシュを起点として、周囲10m範囲に、大量の魚が映っているのを確認。
手っ取り早く仕留める為に、イマカツ/マッハソニック9gをチョイス。
大量の魚が、魚探に映し出されるも、それがバスとは限らない。(まぁ、ほぼニゴイでしょう)
取り敢えず、その映し出された魚が、バスなのか?ニゴイなのか?鮒なのか?を知ることが大事。
丁寧に、リフト&フォールを繰り返していると、まずはニゴイ。
続けて、またニゴイでしたが、20cmくらいのニゴイではなく、40cmに迫る感じの大型のニゴイが入り込んでいる模様。
そして、またニゴイでしたが、次は、バス。(何気に、2025年の初バス♪)
その後、ニゴイがメインでしたが、合間合間にバスが釣れ、約1時間で、ニゴイ多数に、バスも5匹を捕獲することが出来ました。
このバス達も、800g前後ある個体でしたので、これを5本揃えるだけでも、4kgに達するので、真冬の大会と考えると、優勝も狙えるなと感じました。
その為、ブログではアップせず、インスタでも、軽く触れるだけにし、このディープエリアは、温存することにしました。
|プラの結果から、導き出した大会当日の戦略とは???
大会(2/9)直前の週末は、フィッシングショー大阪に参加するなど予定があった為、この2日間のみでプラを終了としました。
大会直前に、湖上に出れないのは痛かったですが、この2日間のプラで導き出した、大会当日のプランは、以下の通りです。
①朝イチの捕食タイミングで、カバー撃ちを決行し、1㎏UPのキッカーを獲る。
②キッカー捕獲後、ディープに移動し、800gキーパーを4本獲る。
1000g+(800g×4)=4200g
この真冬の高山ダムにおいて、周囲の釣果を見ても、このウエイトがあれば、十分に勝負が出来ると判断。
ただ、ここで疑問に感じる方もいらっしゃるのでは?
「あれ?プラではカバー撃ちはしてなかったよーな?なんで、本番ではカバー撃ち?」
そうなんです、プラの2日間では、カバー撃ちは一切やっていません。
では、プラでやってなかったカバー撃ちを何故に本番でやるの???ってことですが・・・。
個人的な見解ですが、真冬のカバー撃ちは、一撃必殺勝負的な感じですので、プラで釣っても意味がない。
全方位の風をカバーすることが出来、常に、ブッシュやウッドチップが溜まっているカバーを把握出来ていれば、あとはタイミング勝負なだけ。
数日前や当日の風向きを把握しておけば、自ずと狙うカバーは判断出来ますので、プラ2日目の巻き展開をやりつつ、カバー撃ちに向いているカバーなどは複数個所把握しましたので、問題ないと判断しました。
プラをやって良かったのは、自分の得意分野の巻きの釣りが機能しなかったことを受け、当日に、キッカーを獲るには、カバー撃ち一択と判断することが出来たことですね。
朝イチの捕食タイミングで、カバーでキッカーを獲り、残りの時間は、ディープでキーパー獲りをし、トータル4kg前後を確保する。
このプランで当日を迎えることにしました。
|2/8(土)大会前日:今季最大の大寒波襲来!!
大会当日(2/9)を直前に控えた前日の2/8、全国を今季最強の大寒波が襲来。
私が住む滋賀県南部の平野でも、数年ぶりに積雪を記録。
高山ダム周辺も、積雪が見られ、この日は、スロープが凍結したことで、スロープが閉鎖になるほどの冷え込みを記録したみたいです。
大会開催も危ぶまれましたが、夕方になると、高山ダム周辺の道路も通行止めが解除され、積雪もなくなり、スロープの凍結も無くなったことで、夕方に、大会開催の連絡が入りました。
積雪が残る中で、準備を進めましたが、頭の中では、この大寒波の影響がどこまであるのか!?と思案していました。
高山ダム周辺の道路事情は大丈夫として、滋賀から伊賀に向かう信楽周辺の山道は、凍結していることが考えられた為、深夜の山道が抜けれるのか?とも感じました。
まぁ、こんなこともあろうかと、昨年末に、ブリジストンが誇る高機能スタッドレスタイヤ「ブリザックVRX3」を購入しましたので、その性能を知るには、もってこいとも感じてました。
|2/9(土)大会本番:水温急降下!極寒の高山ダムに挑む!!
そして迎えた大会当日ですが、予想した通り、深夜の山越えでは、道路がガチガチの凍結状態に・・・。
速度は、50km/時くらいに落としましたが、ブリザックVRX3は、流石の高性能さを発揮し、一切、滑ることなく、難なく凍結道路を切り抜けてくれました♪(ホイール含めて、4本で25万円近くしましたが、導入して良かったと感じましたね)
そんなこんなで、いつもよりは、時間が掛かりましたが、AM5:30に、無事に、高山ダムに到着し、皆で協力して、ボートの準備を完了!
今回は、12名が参加表明をしていましたが、3名が雪の影響でキャンセルとなり、9名での戦いとなりました。
このスタート前の湖上時間、色んな思考がグルグルと頭の中を巡り、アドレナリンが出ているのが分かるので、緊張しつつも、個人的に大好きな時間なのです。
大会当日のルールは、以下の通りです。
・競技時間:AM06:30~PM14:00
・キーパーサイズ:30cm
・勝敗方法:キーパー5本の総重量
この時、スロープ前の表層水温は、6.9℃でしたので、プラの時より2℃も低下。更に、この2℃の低下が、前日からの急激な低下なのは明白。
この水温の低下が、どこまで影響をしているのか?そんなことを思いながら、当初のプラン通りに動くことにしました。
と言うことで、AM6:30に、ウズウズ第1戦がスタートとなりました!
当日朝イチは、ほぼ無風でしたが、ここ数日間の風向きを考慮し、狙うカバーを5か所に絞りました。
まずは、朝イチのタイミングで捕食に入るだろうと判断し、自分が把握しているカバーの中で、この日にピカイチだと感じたカバーに入りました。
ルアーは、3/4ozテキサスリグですが、ワームをOSP/ドライブビーバー4インチにし、ラバースカートも装着しました。(所謂、オールスター戦で勝った諸富プロのセットアップですね)
普段は、EG/フラップクロー4インチのビフテキを多用しますが、このセットアップにしたのは、以下の通りです。
「ボトムで食わせるのではなく、カバーに引っ掛けて誘う為、より複雑な波動を出せる様に、ラバースカートを装着し、足の動きが多彩に動くドライブビーバーを採用した。」
ビフテキではなく、テキサスにした理由は、単純に、ラバースカートを装着した時の動きの差ですね。
ビフテキにラバースカートを装着すると、装着角度が微妙になり、水中での動きが、個人的には好きになれなかったんですよね。(釣れないことはないとは思います!)
先程のカバーに対し、竹のレイダウンが絡む最奥にキャストし、ボトムに落とさずに、水面直下からシェイクしながら、徐々に落とし込む感じで、じっくりと誘ってみることにしました。
すると、開始早々に、明確なバイトを捉えたので、フルパワーフッキング!!
カバーから出て来たのは、ナイスバス!!
ウエイト:835g
ロッド:EG/スーパースタリオンGT3RS
リール:ZPI/アルカンセXS
ハンドル:ZELOS/マシンカットハンドル102mm
スプール:ZELOS/ZPⅢスプール
ライン:東レ/フリーダム20ポンド
リグ:3/4ozテキサス(ラバースカート装着)
フック:ハヤブサ/FPPストレート3/0番
ワーム:OSP/ドライブビーバー4インチ
カラー:グリパンチャート
狙っていた1kgオーバーのキッカーとはなりませんでしたが、この状況では、値千金のキッカーとは感じましたので、幸先良しでした!
この時点で、AM7時過ぎでしたので、捕食タイミングで、あと2か所はカバーが回れると判断。
足早に、残りの2か所のカバーを撃ちましたが、ここでは無反応。
そこで、当初のプラン通り、残り時間全てをディープに費やし、何とか5本リミットを揃える作戦に移行しました。
狙いを定めた水深17m~18mに入ったところ、2週間前と変わらず、ボトムのブッシュを起点として、周囲10mの範囲で、大量の魚がストックされている映像が魚探に映し出されました。
この周囲10mを外れると、魚影など一切映らない、つんつるてんな映像になりますが、この周囲10mのみ、ご覧の様な大量の魚影が映し出されるハニースポットとなっています。
この時点で、残り時間が、6時間ほどあった為、ここで残り4本を揃えるのは楽勝では?と感じ、まずは、イマカツ/マッハソニック9gを投入!
しかし、バスはおろか、ニゴイすらバイトしない状況に・・・。
そこで、イレギュラーダートが必要か?と感じた為、ワインド釣法にシフト。(ワームは、イマカツ/フッシュフライエラストマー2.4インチ)
しかし、こいつでも無反応・・・。
大量に魚は居るのに食わない。そこで、考えられる戦略を次々に投入!!
・EG/TGブロー1/2oz
・イマカツ/バクソクシャッド(5.3gジグヘッド)
・イマカツ/ジンクス1/2oz(17.5gシンカー装着)
・OSP/サイコロラバー(5gダウンショット)
しかし、延々とノーバイト。ディープバマストも投入したものの、ノーバイト・・・。
途中、小雪混じりの吹雪になりながら、やりましたが、ノーバイト。
魚探には、狙いのスポットに大量の魚影が映っているので、魚が居るのは間違いない。しかし、一向に食わない・・・。
ニゴイすらヒットしないので、魚が鮒などに入れ替わったのか?もしくは、大寒波の影響を受け、食性より生命維持の方向にシフトしたのか?
結局、謎のまま、ノーバイトが続いたので、残りの1時間は、このディープ戦略を捨て、カバー撃ちを決行することにしました。
しかし、食わせのタイミングを外した時間帯では、ノーバイトとなるのは明白で、カバー撃ちは、何も起こることなく終了となりました。
朝イチのカバー撃ちでの1本までは作戦通りでしたが、ディープのキーパー獲りが機能せず、無念の1本のみでのウェイインとなりました。
|半数がノーフィッシュ!何とか第4位に入り、ポイント奪取!
そんなこんなで、極寒爆風の中、無事に9名が帰着。
皆さん、かなり厳しい展開を余儀なくされたみたく、9名中、バスを持ち込んだのは5名で、4名が1本のみ、1名が2本となりました。
そんなウズウズ第1戦目の結果は、こちら!!
①優勝:2130g/2本
戦略:バマスト
②準優勝:1690g/1本
戦略:吊るし
③第3位:1460g/1本
戦略:バマスト
④第4位:835g
戦略:カバー撃ち
⑤第5位:575g
戦略:ディープ攻め
何とか4位に食い込むことが出来ましたが、皆さん、かなり厳しい展開みたいでしたね。
上位3名の戦略を見ていると、優勝と3位はバマストで、比較的浅いレンジで食って来たとのこと。準優勝の吊るしも、浅いレンジと言うことでした。
気になったのは、私も含めて、優勝~4位までは、比較的早い時間帯で、バババッ!とヒットしたみたいだったので、やはり、朝イチの捕食タイミングが大事なんだと再認識しました。
ディープ攻めを得意とする5位のメンバーでも、1本のみでしたので、この日のディープエリアは沈黙した感じだった模様です。
私の敗因は、800gのキーパーであれば、比較的楽勝で獲ることが出来ると感じて、戦略を組み立ててしまい、当日、そのディープが沈黙したにも関わらずに、固執してやり続けてしまったことですね・・・。
その為、カバー撃ちで出した値千金の1本を活かすことが出来ませんでした。
今になって冷静に思うと、もっと、当日の立ち回り方を修正出来たハズなのに、修正が出来なかったのは、大会たる所以なのでしょうね・・・。
とは言え、当初、ノーフィッシュも有り得るかも?と感じたウズウズ初戦において、1本ではありましたが、バスを持ち込んだことで、しっかりとポイントを奪取することが出来たのは良かったと思います。
今の私の実力では、ロコの凄腕メンバーと年間タイトルを争うことは出来ませんが、今回の初戦で得たポイントは、年間5戦の中にあって、必ず生きて来るポイントだと思います!
今回の敗北を糧に、また次戦に向けて頑張って行きたいと思います。
そんなこんなで、この極寒の中、参加のウズウズメンバーの皆さん、ランチング含めて、ありがとうございました!!
大会終了後は、場所を移して、ウズウズメンバーの皆さんと、ちょっと遅い新年会!(大会に参加出来なかったメンバーも合流♪)
結局、三重県名張のお店で、22時まで居ましたので、滋賀に帰ったのは深夜24時前でした・・・。今年50歳になるオッサンには、ヘロヘロでしたね(笑)
あ!あと、普段は自分で見ることが出来ない私のボート搭乗スタイルを写真で見ることが出来ましたが、ご覧の通り、かなり派手なんですね・・・。
こりゃ、遠方からも、私のボートは探しやすいってのはホントですね(笑)
高山ダム含め、すぐに私だと分かるかと思いますので、見掛けましたら、是非、遠慮なく声を掛けて下さいませ♪