皆さま、毎度です♪友蔵です。
まだまだ残暑が厳しいと言いますか、まだ夏本番なのか!?と思わせる様な、日中35℃前後の気温が続いております・・・。
しかし、朝晩の気温は落ち始め、夜明けも遅くなり、日没も早くなったりと、確実に季節は進行している感じですね。
そんな中、3回目の布目ダムに、サウザージョンを浮かべて参りましたので、その模様をレポートしたいと思います!(出撃日:2025年8月23日(土))
今回は、釣り仲間の俳優兼映画監督の西尾塁さんとのセッション!西尾さんは、非常に貪欲な方なので、私のスパルタンな!?指導でも、付いて来てもらえる稀なお方なのです♪
ワイワイセッションを希望の方は、ワイワイセッション♪しっかりと学びたいと希望の方には、スパルタンセッションです(笑)
尚、友蔵ガイドサービスは実施しておりませんので、悪しからず・・・。(やって欲しいと言う声も聞きまずが、予定は御座いませぬ。)
|3回目となる布目ダム。さてさて、今回のお題とは!?
さて、今回で3回目の出撃となる布目ダム。
1回目の初陣では、巻物展開での丸1周バンク攻めをして、併せての魚探掛けを実行。結果、2桁安打で、3か所のディープピンを把握。しかし、サイズはMAX35cm。
2回目の出撃では、その3か所のディープピンに入り、回遊待ちを決行。数は出るも、またもやMAX35cm。
そして迎えた3回目の布目ダムですが、お題は、こちら。
最優先:【数を釣る中で、デカバスは混じるのか?】
次点:【デカバスを狙って獲れる戦略は存在するのか?】
前回、前々回は単独出撃でしたので、当然、私1人での検証となっていましたが、今回は2人居るので、手数も2倍となります。
その為、狙いを定めたディープピン3か所においての回遊待ちで、色んな戦略で手分けして攻めて、数を釣り、その中に、デカバスが混じるのか?を検証。
又、回遊しているにせよ、布目ダムのデカバスの動きは単独行動している印象もあるので、次点として、デカバスのみに焦点を当てた戦略が存在するのか?を検証。
布目ダムの平均サイズが25cm~30cmであり、45オーバーが極端に釣れづらい為、個人的に、色々と検証をしている状況ですが、さて、今回の結果や如何に!?
|若干、減水した布目ダム。依然として表層水温は30℃付近を維持。
と言うことで、前置きが長くなりましたが、出撃日当日は、やや早めに西尾さんとスロープに集合し、薄暗い中で準備を進めて、AM5時にスタンバイを完了させました♪(やはり、2人での準備は楽ですね~)
布目ダムの湖面利用は、夜明け~日没なので、薄明るくなってから、スタートとなりました!
・貯水位:278.05m
・スロープ前の表層水温:29.5℃
前回より、約70cmの減水となっており、表層水温も、朝イチにも関わらずに30℃付近となっていましたので、水面下1.5mまでの巻きの釣りは厳しい印象を受けました。
今回のメイン課題が、ディープのピン戦略でしたので、ローランス2台体制で挑みました。
そんなこんなで、セッションスタートとなりました!
で、スタートとなるワケですが、ここでちょっとした事件が発生・・・!?
|カオスダイバーIK300RSにて、値千金のビッグバス降臨!!
前回のブログで紹介しましたが、今更ながらに、EG/ヘラクレス・オセロット68MGのグラスロッドを導入しましたので、その実力を知りたく、この日に、初投入する為に持ち込みました。
キャストフィール、巻き感、適正使用ルアーウエイト、などなど、色々と把握しておきたいことが多く、実践投入となりました。
グラスロッドは、そのテーパーの独自性から、個人的には、トリプルフックを搭載した巻物ルアーに適していると感じています。(逆に、シングルフックの巻物ルアーは、スースタGT3RSなどの強靭なバットパワーを備えたファーストテーパーがベストと認識しています)
その為、このオセロット68MGの検証には、イマカツ/カオスダイバーIK300RSをチョイス。
前回と前々回の出撃で、朝イチなら、ビッグバスの回遊する層は、3m前後なのでは?と、おぼろげながらに感じていましたので、IK800R2ではなく、カオスダイバーIK300RSを選んだんですよね。
ほほう、クランクベイト戦略で、グラス素材のオセロット68MGを導入したと。その検証をすると。で、何が事件なの???
ってことですが、その事件の全貌がコチラで御座います。
スロープ前にボートを出し、魚探の電源を入れたり、ちょっとした準備を進めた際、ちょっとだけ試し投げしてみよか?と思いまして・・・。
スロープ前にある岬のバンクに、キャスト。
おお~!グラス素材とは思えない軽快かつ気持ちいいキャストフィールだなぁ~と感心。
そして、グリグリと巻き始めて、お!?巻き感もいいぞ!と感じた直後に、ぬ~ん!?とした重量感が伝わって来ました。
うん???何だこれ???枝にでも引っ掛かったか???
と思っていたら、ボート際で姿を見せたのは、まさかのビッグバス!!!
しかも、見えた感じ、リアフック1本掛かり!
しかし、そこはグラス素材の粘りが勝り、まさかまさかのビッグバスが出現。この驚きの表情が、全てを物語っております(笑)
と言うことで、大事件発生な布目ダムのビッグバスが降臨しちゃいました♪
サイズ:48.5cm(1580g)
ロッド:EG/ヘラクレス・オセロット68MG
リール:ZPI/アルカンセNS
ハンドル:ZELOS/マシンカットハンドル102mm
スプール:ZELOS/ZPⅢスプール
ライン:東レ/フリーダム14ポンド
ルアー:イマカツ/カオスダイバーIK300RS
見て下さい、このリアフック1本掛かりを。この状態で獲ることが出来たのは、ホントに、グラス素材のお陰ですよね。
まさに、開始1投目の大事件発生ではありましたが、この偶然の1本は、今後、必然の1本に繋がる大きな大きなヒントを与えてくれました。
このビッグバスのお陰で、以下の事項が、一気に把握することが出来ました!
・布目ダムのビッグバスの回遊層の把握
・布目ダムのビッグバスの単独回遊性の把握
・布目ダムのビッグバスの回遊地形の把握
・オセロット68MGのバイトの出方
・オセロット68MGのフッキングの仕方
・オセロット68MGのファイトの仕方
・オセロット68MGの特異性の把握
これらの事項を一気に把握することが出来たのは、ホントに貴重なので、まさに奇跡の1本でしたね。
ちなみに、どんな状況で釣れたにせよ、その釣れたバスから得られることは非常に多いです。
更に、言いますと、今回の様な「ちょい投げキャスト」や「ミスキャスト」には、普段では気付くことが無い気付きを教えてくれます。
「ちょい投げキャスト」や「ミスキャスト」は、自分自身の意識の外側にあるキャストですので、普段は、狙ってキャストしないコースにキャストすることを意味します。
その為、この手のキャストをした際、してしまった際は、すぐに回収せずに、しっかりと釣りを続けることが大事なのです。そこに、自分が予想だにしなかった真実の発見があるかもしれないのです。
実際、このオセロット68MGのキャストフィールを確認する為に投げた「ちょい投げキャスト」で、偶然にも「釣れてしまった」ビッグバスですが、バイトした場所を魚探掛けしたところ、必然とも言える様な地形変化が存在していました。
なるほど、布目ダムのビッグバスは、その様な地形変化を好んで、単独で回遊しているのか、と把握することが出来ました。
釣れたバスは偶然ではないんです。そこには必ず釣れた理由が存在するのです。
今回は「釣れてしまった」ビッグバスでしたが、この偶然から得た大量の情報を昇華すれば、次は「狙って釣った」ビッグバスになるものと感じています。
それほどに貴重極まりない朝イチ1投目の奇跡。これは、まさに大事件。
私の場合、不思議と、この手のモッテル感で釣れるビッグバスも多く、その偶然から、数々の必然に繋げて来た背景もありますので、1投入魂ではないですが、全てのキャストに意味があると思ってやってみると良い事があるかもです!
と言うことで、この日の検証次点であった【デカバスを狙って獲れる戦略は存在するのか?】を早々に把握することが出来ましたので、本題に移ることにしました!
|ディープのピンに回遊するバス達に、デカバスは混じるのか?
朝イチの大事件発生の興奮が冷めらぬ中、狙いのディープのピンへ移動!
と、その前に、気になるバンク沿いだけ巻物展開をしてみることにしました。
私は、引き続き、イマカツ/カオスダイバーIK300RSをチョイス。西尾さんはスピナーベイトをチョイス。
すると、私の方に、30cmクラスがヒット!これまたリアフック1本の薄皮1枚掛かりでしたが、流石のグラスロッドで、バラすことなく獲ることが出来ました♪
先程のビッグバスが釣れた時のバンク形状と地形変化と、この30クラスが釣れた時のバンク形状と地形変化は、180度異なりましたので、この小さな1匹からも、ビッグバスとレギュラーサイズの回遊場所は違うんだなと教えてもらえました。
ホント、1匹1匹から読み解ける事実は、めちゃくちゃ多いです!
そして、到着した1か所目のディープピン。
地形変化と流れ、バスが差して来るコースなどを正確に見極めて、マーカーブイを打ち込んで、ボートポジションを確保。
このマーカーブイを打ち込むことで、正確無比なボートポジションを取ることが出来ますので、めちゃくちゃ重要なのですよね。
で、ボートポジションを確定出来たことで、投入するルアーですが、今回は、ZOOM/Cテールを使用したヘビキャロとしました。(ちなみに、個人的には、このエレクトリックブルーのカラーを激推しします!)
はい、そうです、高山ダムで大爆発させた禁断のCテールキャロを布目ダムに投入です!
狙いのディープピンに投入し、丁寧に探っていると、次々に、レギュラーサイズを捕獲することに成功♪
西尾さんにも、ヘビキャロを伝授し、色々とレクチャーしながら連発してもらいました!
その後、リグをディスタイル/デューバのダウンショットリグに変更!
狙いのディープピンに投入し、丁寧に探っていると、これまた連発♪
簡単に釣れている様に見えますが、ボートポジションが変わってしまうとバイトすら無しの状態になりますので、ホントに、僅かな狙いの場所の違いが、釣果に大きく影響しますね。(この事実は、西尾さんにも体験してもらいましたが、驚いていましたね)
ただ、釣れども釣れども、MAX35cmでしたので、ビッグバスは混じらず・・・。
そこで、次なるディープピンへ移動。今度は、水中島があるディープピンです。
ここでも、しっかりとマーカーブイを打ち込んで、最適なボートポジションを確保。
このディープピンでは、まずは、各種ワームでの10gフリーリグを投入。(デプス/リバウンドスティック5インチ、ジャッカル/ジミーシュリンプ)
丁寧に探りましたが、バイト無し・・・。(この日は、早い動きには反応が鈍い印象を持ちました)
そこで、Cテールキャロを投入したところ、連発(笑)
ヤバいぞ、Cテールキャロ。布目ダムでもヤバいです(笑)
ここでも、しっかりとレクチャーをして、西尾さんも連発♪
ちなみに、デューバのダウンショットリグでも連発しました♪
しかし、ここでも、MAX35cmのレギュラーサイズの中に、ビッグバスは混じらず。
特徴的なのは、どちらのディープピンでも、バタバタと連発しますが、その後は一定期間ノーバイトとなりますので、恐らく回遊しているものと感じました。
しかし、そのレギュラーサイズの回遊の中に、ビッグバスは混じっていない印象でしたね。
その後、最初のディープピンに入り直したりして、追加しましたが、全てレギュラーサイズでしたね。
と言う感じで、AM5時にスタートさせて、PM13:30にストップフィッシングとなりました。
|検証結果:やはりデカバスと平均サイズは、狙いが違うぞ!
そんなこんなで、8時間に渡る検証が終了しましたが、今回で、疑問に思っていた2つの事柄が、自分的には把握することが出来ました。
まず、【数を釣る中で、デカバスは混じるのか?】ですが、今回を含めて、船中で合計40本近いレギュラーサイズをディープのピンから抜きましたが、1本も40オーバーすら混じらなかったことから、個人的には、数を釣る中に、デカバスを入れることは不可能と判断しました。
次の【デカバスを狙って獲れる戦略は存在するのか?】ですが、上記内容を受け、存在すると確信しました。
デカバスは、レギュラーサイズとは異なるエリアと層で、単独で回遊していると、個人的には感じました。この奇跡の一発が、全てを教えてくれましたね♪
この布目ダムですが、40オーバーを含めて、デカバス自体の個体数が少ない印象を持っていますので、デカバスに照準を合わせてやり切っても、なかなか結果に繋がらないかも知れませんが、デカバスのみを狙うなら、やり切るしかない。
ただ、ディープにピンをしっかりと狙えば、MAX35cmまでなら、数釣りが出来るので楽しめる。
テクニカルなフィールドではありますが、なかなか懐の深いフィールドですね、布目ダム。
ボートの準備と片付けは、恐ろしくハードではありますが、また出撃したいと思います!(あ、これ、ドーリーの左車輪の向きが逆だわ・・・(笑))
そんなこんなで、グラスロッド・オセロット68MGの素晴らしい性能も把握出来ましたし、2つの検証も、しっかりと結論まで行けましたし、西尾さんとのセッションも楽しかったしで、非常に有意義な1日となりました♪
さて、次回は、和歌山県にある合川ダムに、大学の後輩君と1泊2日の合川ダム合宿!!
約1年ぶりに訪れる合川ダムですが、今回は、愛艇サウザージョンで乗り込みますので、大人の夏休みを満喫したいと思います♪