皆さま、毎度です♪友蔵です。
さて、今回のブログは、とあるエレキパーツに関するインプレをお届けしたいと思います!
そのとあるパーツとは・・・!?
【キャビテーションプレート】です!
エレキのシャフトに装着することで、プロペラからの水流を整流し、効率よく推進させるパーツですね。
これを装着することで、以下の様な効果があると言われています。
・速度UP
・安定感UP
ただ、これ、ホントに導入することで、明確に体感することが出来るのか!?そんな眉唾もんのパーツ、それが、キャビテーションプレート。
今回、キッチリと身銭を切って導入し、どこにも忖度のないインプレをお届けしたいと思います!
|まずは、取り付けから。取付位置が何気に重要なのデス。
と言うことで、今回、私が使用しているエレキ1基共に、キャビテーションプレートを装着したワケですが、まずは、その取り付けから見て行きましょう。
フロントのフットコンエレキ(モーターガイドX3-55V)には、ZPI/パワードームを選びました。
取り付け方法は、至って簡単。六角レンチがあれば、シャフトにパワードームを挟み込んで締めるだけでOK♪
こんな感じで取り付けてもらえれば大丈夫です!
1つ気を付けないといけないのが、プロペラとキャビテーションプレートの隙間ですね。
この写真の様に、手の平1枚分の隙間(約3cm)を空けて装着することで、最大限の効果を得ることが出来ます。近すぎても遠すぎてもダメみたいですね。
と言うことで、ZPI/パワードームを装着したモーターガイドX3-55Vの全体は、こんな感じです。
そして、同様の手順で、リアのハイガー110ポンドにも、キャビテーションプレートを装着しました。(ハイガー110ポンドには、デジタルストラクチャーのキャビテーションプレートを装着)
全体像は、こちら。
で、フロントとリアに、キャビテーションプレートを装着しましたが、このプレートが味気ないので、エバーグリーンステッカーを貼り付けてみました♪
おお~、何かステッカーを貼り付けただけで、純正品っぽくなりましたね(笑)
そんなこんなで、適正な位置に取り付けたキャビテーションプレート。
その実力を体感する為に、高山ダムにて、サウザージョンを浮かべて参りましたので、いよいよ、その真相を見て行きましょう!
費用対効果はあるのか!?眉唾もんなのか!?はたまた、効果を実感出来たのか!?
|見せてもらおうか、その実力とやらを。
1枚¥14,000前後するZPIとデジタルストラクチャーのキャビテーションプレート。決して、お安いものではない。
それを2枚も装着したからには、それなりの費用対効果が欲しいところ・・・。
ドキドキワクワクの中、サウザージョンにセットアップ完了です。
・フロント:モーターガイドX3-55V
・キャビテーションプレート:ZPIパワードーム
・バッテリー:ボイジャー12V115アンペア
・リア:ハイガー110ポンド
・キャビテーションプレート:デジタルストラクチャー
・バッテリー:インパルスリチウム25.6V60アンペア
ちなみに、リアエレキに関しては、高さ調整が可能なので、前に乗って、キャビテーションプレートが水面直下になる様に調整しました。
キャビテーションプレートは、可能な限り、水面直下にセットアップすると、最大限の効果が得られるそうですよ。
と言うことで、セットアップが完了したので、さっそくスタートしてみましょう!!
|速度UPは微妙ながら、一応、体感は出来るレベルにはある。
まずは、いつもの移動時に設定している基本のダイヤル合わせで様子見してみました。
・X3-55V:ダイヤル7
・ハイガー110ポンド:リモコンダイヤル半開
これで、キャビテーションプレート無しの場合、時速6kmでした。
今回、前後共に、キャビテーションプレートを装着して、同じ条件で走らせた際、時速は、「6.4km前後」でした。
キャビテーションプレートを装着したことで、整流した効果が、この0.4km/時のアップに繋がったものと思いますね。
え!?たった、それだけ???と思われるかと知れませんが、小型ボートにおけるこの差は、1日を通してみると、結構、大きな差となって出て来るかと思います。
実際、この0.4km/時の時速UPは、一応、体感は出来るレベルですので、装着した効果を実感は出来ますので、ご安心下さい。
ちなみに、X3-55Vのダイヤルを10にして、ハイガー110ポンドのリモコンダイヤルを全開にしてやると、時速7.5kmまでは伸びました。
ただ、このスピードってのは、乗船人数にもよりますし、体重にもよります。あと、ボート内に持ち込むタックルの量と重さにもよりますので、一概には分かりません・・・。
あくまで、私のサウザージョンセットアップでのスピードとお考え下さいませ。
|移動時の安定感は、如実に向上!!これは、即座に体感出来るレベル。
あと、移動時の安定感、これは即座に体感出来るレベルにありました!
キャビテーションプレートを装着することで、プロペラからの水流が、整流されたことで、左右のブレが無くなった印象を持ちました。
その為、移動時に、方向を変えた際などにも、ブレることなく、安定感抜群で旋回することが出来ました。
移動中もそうですが、実際に、釣りをしている際も、フロントエレキのダイヤルを5とかにして釣りをしても、安定感抜群で釣りをすることが出来ました。
キャビテーションプレート無しで、ダイヤルを5とかにして釣りをすると、エレキのペダルを踏んだ際に、左右にブレる感じが、かなり怖かったですが、キャビテーションプレートを装着することで、その怖さは皆無になりました。
なので、ある程度、フロントエレキの速度を上げての釣りが可能となりました。
キャビテーションプレートを装着することで、船が安定するというのは、これはマジで実感しましたね。
サウザージョンなどの小型船舶では、安定感は、安全に直結しますので、ここは重要かと思います!
|電費は良いのかも???まだ検証の余地ありですが・・・。
あと、もしかしたら、電費が良いかも知れません。
今回の検証で、いつもと同じくらいの距離を移動しましたが、リアのハイガー110ポンドの終了時の残量が48%になってました。
キャビテーションプレート無しでの状態では、同じ距離を移動しての残量は35%前後が多かったんですよね。
ただ、移動時の気象条件(風&波など)を同一にすることは出来ないので、本当に、電費が良くなったのかどうかは、半年スパンで検証したいと思います。
でもまあ、キャビテーションプレートで整流することが出来ますので、その分、効率的にペラを回すことに繋がりますので、電費が向上していても不思議ではないかと思いますね。
|オマケ:ブッシュに突っ込んでも、スタックしづらい。
あと、これはオマケ?みたいなもんですが・・・。
風に流されて、ブッシュなどに、フロントエレキが突っ込んだりしたことはありませんか???
そんな際でも、キャビテーションプレートを装着してあることで、プレートが枝を遮ってくれて、スタックしづらいことを知りました。
まぁ、これは性能とは違いますが、ストレス軽減には違いないので、利点と言えば利点でしょう♪
|まとめ
・スピードUPは僅かだが、体感は出来る。
・安定感のUPは如実に実感出来る。
・電費が向上した気がする。要検証。
インプレ結果は、上記の通りですが、このキャビテーションプレートを速度UPの為だけに導入しようと考えている方にとっては、ちょっと待った!と言う印象です。
船の安定感を軸として、スピードUPと電費向上をオマケとして捉えるなら、導入してもOK。
基本的に、キャビテーションプレートを装着することで効果はある。でも、費用対効果と言う側面から見ていくとですね・・・、これはまぁ、個人的には微妙かなと。
2枚併せて¥28,000で、如実に実感出来るには、船の安定感UPのみ。
そこに、僅かな速度UPと電費向上?が付いて来る。
今回、比較的高額なキャビテーションプレートを装着しましたが、ネット通販などを見てもらうと、もっとお安く売っているキャビテーションプレートもあります。
1枚¥14,000前後のキャビテーションプレートでは費用対効果は微妙ではありますが、これが1枚¥5000前後のものなら、費用対効果はあるかと思いますね。
何にせよ、結論から言うと、キャビテーションプレートを装着して全く効果がなかった!と言うことは無いので、装着するに越したことはありませんね。
速度UPだけを求めるなら、買わない方がよい。
安定感を軸に、総合的に見るなら、導入してOK。
これが、個人的なキャビテーションプレートの印象ですね。
◎ではないけど、○は与えられると思います!個人的には装着して良かったと思っています♪
導入を検討されている方は、参考になさって下さいませ。