皆さま、毎度です♪友蔵です。
今年に入って、意図的に使用頻度を増やしているのが、ワンフック仕様のステルスセブンです。(ワンフック仕様にする方法は、こちらをご覧下さい。記事の最後の方に、作り方を記載していますので⇒ステルスセブンワンフック仕様)
所謂、アラバマリグの変則系でして、通常、ワームを装着する周りのアーム部分に、ブレードを装着し、センターアームにのみワームを装着するのが、ワンフック仕様です。
私が知る限り、ワンフックアラバマの元祖は、庄司プロが作られたトレジャートラップのワンフック仕様だと思います。
その後、イマカツ小南プロが、ジークラック/ステルスセブンをワンフック仕様にして、琵琶湖で使われたと言う流れだと思います。
私自身、イマカツ小南プロのガイドで、初めてステルスセブンのワンフック仕様を使用し、その余りの破壊力にビックリしました。
「このワンフック仕様のステルスセブンを琵琶湖以外で導入するとどうなる!?」と言う疑問が湧いて来たこともあり、ここ最近は、意図的にオカッパリ等で投入している経緯があります。
その過程で、色々と分かって来たことがありますので、ワンフック仕様のステルスセブンに関して、考察してみたいと思います。
尚、ワンフック仕様にしているとは言え、アラバマ系リグになりますので、賛否両論あるかと思います。(アラバマリグに関して否定的な方は、この先は、読まれない方がいいかも???)
個人的には、ワンフック仕様のステルスセブンは、アラバマ系と言うより、変則スピナーベイトとして使用している感じですね。
|小魚の群れを演出することが出来る
ステルスセブンは、7本のアームが存在し、周り6本のアームには、アームの真ん中にブレードが装着されています。
そのアームの先端にブレードを装着しますので、1本のアームに2ブレードとなりますので、合計12枚のブレードが装着されることになります。
センターアームに装着するワームにも、ブレードが装着されたジグヘッドを使用していますので、全てを入れると、合計13枚のブレードとなります。
このセンターアームに装着するワームですが、個人的には、イマカツ/アンゴビシャッドテール3インチを多用していますが、お好きな3~4インチ程度のシャッドテールワームでOKです♪
小さいブレードとは言え、13枚ものブレードが水中で織りなすその光景は、まさにベイトフィッシュの群れそのものです。
ワンフック仕様のステルスセブンは、まさに「小魚の群れ」を演出させるには最適なルアーだと思います。
他のルアーだと、ここまで本格的な「小魚の群れ」は、演出させることは出来ないと思います。
|見た目は豪華だが、意外と集魚力は弱い
ワンフック仕様のステルスセブンは、ご覧の様に、見た目が豪華で、水中に入れた際の動きも、キラキラして、集魚力が強いと思いがちです。
ですが、巻いてもらったら分かるんですが、かなり巻き抵抗が弱いんです。
ワームを装着したアラバマ系リグでもそうなんですが、この手のルアーは、フィネスの集合体ですので、出ている波動は、思いの外、弱く、集魚力は、見た目より随分と弱いと感じています。
その為、バスがどこにいるのか一切分からない状態で投入するのではなく、ある程度、バスの居場所が特定出来ている場合に投入するのがベストだと感じています。
そもそも、本場アメリカでアラバマリグが登場した際も、サーチ的に使うのではなく、ボートドッグなど、ここぞ!と言うピンで投入していた様なので、食わせに特化したルアーと認識した方が良いと感じています。
|食わせ能力は、驚異的に高い
集魚力は弱い一方、その食わせ能力は、驚異的に高いと感じています。
バスが、ワンフック仕様のステルスセブンを発見した場合、かなりの確率で、バイトまで持ち込める様に感じています。
しかし、そこには重要な要素があります。
「集魚力が弱いが故に、バスのいるレンジまで可能な限り近付ける必要がある」と言うことです。
基本的に、ワンフック仕様のステルスセブンは、バスをライズアップさせてバイトさせるものと認識していますので、レンジコントロールが非常に大事だと感じています。
バスのいるレンジのちょい上を巻いて、無警戒な小魚の群れを演出させるのがベスト!
レンジコントロールさえ、しっかり出来ていれば、このワンフック仕様のステルスセブンは、かなり釣果に近づくことが出来ると思います。
|根掛り回避能力が高い
ワンフック仕様のステルスセブンは、周りの6本アームに、ブレードしか装着されていない為、変則スピナーベイトとも言えますので、相当、ややこしい場所に投入しても、根掛りしないのも特徴です。
その為、ウィードエリア、立木エリア、ゴロタ石エリアなどなど、スピナーベイト感覚で投げ込むことが可能です。
その為、オカッパリで使用するに当たり、臆せず使えるのも利点ですね。
|そのアプローチが正解か否か?即座に分かる
「ワンフック仕様のステルスセブンは、食わせ能力が驚異的に高いですけど、集魚力は弱いので、アプローチが非常に大事」と書きましたが、アプローチが正解だった場合は、即座に結果に繋がると言えます。
その為、自分のアプローチが正解か否かを判断することが出来るのも、ワンフック仕様のステルスセブンの利点です。
昨今の難儀なフィールドでは、正解のアプローチをしていても、バイトに持ち込めないケースも多々あります。
しかし、ワンフック仕様のステルスセブンであれば、驚異的な食わせ能力を備えている為、アプローチが正解であれば、釣果に繋げることが可能です。
この手のルアーを敬遠される方であっても、ご自身のアプローチが正解か否かを把握する為に、使ってみるのもアリかと思います。
|専用のタックルがいらない
このワンフック仕様のステルスセブンは、合計重量が約50gですので、1.8oz程度です。
更に、巻き抵抗も軽いので、専用のタックルは、一切必要がありません。
個人的には、ミディアムヘビーのファーストテーパーであるカレイド/スーパースタリオンGT2RSを使用しています。
使用するフロロカーボンラインも、13ポンド~14ポンドをメインにしていますので、ホントに、専用タックルは必要ではないんです。
ちなみに、リールですが、ハイギアは向いていない感じで、6.6:1程度のノーマルギアがベストだと思います。
その為、色んなルアーを使いつつ、その中で、このワンフック仕様のステルスセブンを投入することが出来ますので、その点は、使い勝手が抜群かと思います♪
|結果的に、どこでも釣れると言う事実
琵琶湖ボートで初めて投入したワンフック仕様のステルスセブンですが、オカッパリでも、積極的に使用した結果、「どこでも釣れる」と言う結論に至りました。
琵琶湖ボートで、水深4mラインでのウィードエリアでは、ロクマル含めてデカバス連発。
水深が2mラインでのウィードエリアでも、ナイスサイズが連発。
琵琶湖南湖のウィードエリア以外でも、スレてる湖北のマンメイドストラクチャー狙いで、58㎝を捕獲。
又、難易度が高い津風呂湖でのボート釣りでも、湖のど真ん中の中層から、ナイスバスを捕獲。
河川のオカッパリでも、サイズ問わずに、釣れまくり。
更に、リザーバーオカッパリでのバックウォーター攻めでも、流れを読んで攻めれば、怒涛の連発。
そんなこんなで、ワンフック仕様のステルスセブンの破壊力は、凄いものがあると感じました。
しかし、余りに釣れてしまう為、ルアーパワーに頼りがちになってしまうと言う難点もありますね。(そりゃ、釣れれば嬉しいんですが、頼り過ぎると釣りが下手になるかも?)
|まとめ
・リアルな小魚の群れを演出出来る
・意外と集魚力は弱い
・食わせ能力が驚異的に高い
・根掛り回避能力が高い
・アプローチ次第で釣果に差が出る
・専用のタックルがいらない
・どこでも釣れる
と言う感じで、ワンフック仕様のステルスセブンですが、アプローチの方法が重要ではありますが、圧倒的な釣力がありますので、この手のルアーに抵抗がない方は、是非、使ってみてもらえればと思います。
とにかく、本当に釣れますので、モノは試して使ってみて下さいませ♪