皆さま、毎度です♪友蔵です。
朝晩の涼しさに加え、いよいよ日中も半袖では難しくなることに、秋が深まって来ましたね。(ただ、まだ半袖でOKな日中もありますが・・・)
そんな秋が深まる状況の中、高山ダムにサウザージョンを浮かべて参りましたので、その模様をレポートしたいと思います!(出撃日:2025年10月18日(土))
今回は、ここ最近では、最も難易度が高かったと感じた高山ダムでしたが、何とか「あのルアー」で、釣果をまとめることが出来ましたので、是非、参考になさって下さいませ。
|ついに満水に向けて、増水を開始した高山ダム。
毎年のことではありますが、今年も、10月15日に、放水量をゼロにして、フル満水に向けての増水が始まりました。
ここから、毎日約30cmづつの増水を続け、フル満水の135m付近まで水位を上げる感じとなります。
夏水位最終日の水位が、116.77mでしたので、ここから18mほど上昇させる感じですね。
放水をゼロにし、毎日約30cmづつ増水させるワケですが、例年、この放水をゼロにしてから1週間以内の高山ダムは、一時的に、難易度が上昇すると感じています。(あくまで個人的にはですが・・・)
理由は定かではありませんが、放水量をゼロにすることで、ダム全体の流れが停滞しますので、所謂、野池状態になるワケです。この全体的な水の流れ止まるという現象が、一時的に、魚類の活性を低くするのでは?と・・・。
で、1週間もその状態が続けば、魚達も、状況に慣れて来るので、また活性が上がって来る。こんなイメージを毎年、放水量をゼロにしてからの1週間に感じています。
そして、今回の出撃日が、10月18日。放水量をゼロにしてから3日目となり、個人的に、危惧する放水量ゼロから1週間以内なので、相当、苦戦するだろうなと予感していました。
で、前置きは、この辺にしておきまして、今回の出撃は、俳優兼映画監督の西尾塁さんをバックシートにお招きして、秋の高山ダムをご案内となりました♪
|全体的に濁り気味。何をやっても反応しない高山ダム・・・。
当日は、土曜日ということもあり、朝イチから出撃したく、深夜にスロープ入りしましたが、まさかの2番手となりました。(深夜1時過ぎで2番手・・・)
西尾さんには、AM5時頃に来て頂き、しばし談笑していると、AM5:45のスロープ開錠時間が来ましたので、2人でソッコーで準備!
ちなみに、増水中につき、スロープの準備面積が増えている為、この時は、4艇同時に準備することが出来る感じでしたね♪
やはり2人で準備をすると早く、AM6:15には準備完了となりました!
・貯水位:117.71m
・スロープ前の表層水温:22.2℃
朝イチの表層水温は22.2℃でしたが、日中は24.5℃まで上昇していましたね。
と言うことで、元気いっぱいに、セッションスタートです♪
出撃の2日前に、豪雨が降った影響なのか?全体的に濁りが入っており、水温も低下していたことから、巻物もイケルか?と思い、一応、巻物でチェック。
しかし、ラスターブレード185+スリークマイキー90アラバマカスタムで、35cmクラスをワンバラシのみで、西尾さんのシャロークランク展開も、ノーバイト・・・。
居れば、巻物で反応があると感じているバンク沿いで無反応だったので、この時点で、巻物展開を封印させました。
次に、夏場に好調だったディープフラットに潜入。
このエリアは、例年、水温が25℃を下回ると魚が消える感じとなっており、実際、直近2回は無反応となっていましたが、念の為、チェック。
しかし、やはり無反応。
その後、違うディープエリアに入り、メタル戦略のリアクションを仕掛けるも無反応。
前日に出撃していた釣り仲間の話を聞いても、芳しくない釣果だったこともあり、「これは、魚を触って帰るなら、1つの戦略に固執した方が、結果は良くなる」と感じました。
|秋のミニスコーンジグ展開。これはもう鉄板の戦略です!!
秋のバス釣り攻略として、岡山でのオカッパリ時代から、絶大なる信頼感を持ってやっているのが、「ミニスコーンジグ戦略」です。
水深の無い皿池などの野池ではタダ巻き。水深のあるダム湖ではリフト&カーブフォール。
動かし方自体は、何も難しいことは考えなくても良いので、釣りの動作に関して意識を絶つことが出来、その分、状況把握に集中出来るのが良い点でもあります。
このミニスコーンジグですが、前回もお伝えしております通り、今回のセットアップは、ご覧の感じとなります。
・ジグ:EG/TGブロー1/2oz
・ワーム:GETNET/ジャスターシャッド4.2
・ブレード:イマカツ/メタクロブレード
このセットアップ、個人的に、かなり煮詰めてのセットとなっていまして、今の高山ダムには、ベストかなと感じています。
ちなみに、よく「そのブレードって必要ですか?」と質問を受けますが、このメタクロブレードによって、バイト率が向上するのは間違いないと感じています。
このメタクロブレードの素材は、リン青銅製なので、恐ろしいまでのキレッキレの回転を維持してくれます。(普通のブレードであれば、ここまでの回転数を出せません)
このメタクロブレードのスパイスは、確実に、釣果に直結していると感じています。(まぁ、バスに聞いてみないと分からないですけどね・・・)
あと、ジャスターシャッド4.2を選んでいる理由にもワケがありますが、長くなりそうなので、またの機会に、このミニスコーンジグのセットアップに関しては、ブログで書きたいと思います。
ただ、今回ご紹介しているこのミニスコーンジグのセットアップは、個人的に、今の高山ダムで最適解だと感じていますので、是非、使ってみて下さいませ♪
|ミニスコーンジグ戦略で、8バイト5フィッシュ!!
秋って、冬に向けての荒食いシーズン!とか、良く言われますが、個人的に、爆釣に遭遇するのは稀で、個人的には、1年で最も難しいのでは?と感じています。
・広範囲に散らばるバス達に翻弄される。
・激変するフィールド状態から、バスの活性の高低差が凄い。
・巻物が効く状況でも、巻きに一切の反応がない。
・ならばディープか?とやるも無反応。
・何なら、何をやっても無反応なワケ分からない日が存在する。
私が抱く秋のイメージって、こんなんですが、皆さん、如何でしょうか???
そんな状況を打破するには、先程もお伝えしましたが、個人的には、これ一択です。
「1つの戦略に絞り、それを信じてやり通す」
秋に確実に釣果を出すには、この1つの戦略を完徹するフィジカルとメンタルの強さが重要だと感じています。
言葉では簡単ですが、実際にやってみると、ノーバイトが続き過ぎると他の戦略も試したくなりますが、そこはブレずに、1つの戦略をやり切ることが、難儀な秋のフィールドを乗り切る最適解だと感じています。
で、ミニスコーンジグ戦略ですが、前回の出撃でヒントを得ていましたので、水通しの良い岬が絡む、水深13~15mのディープエリアに狙いを定め、この条件を満たしたエリアをランガンして広い釣りを決行!
この水深でのミニスコーンジグによるリフト&カーブフォール戦略は、ちょっと慣れないと難しい感じではありますが、動作自体は簡単ですので、繰り返しやってもらえればと思います。
狙いのエリアをランガンしながら、全く同じ動作を繰り返す。
これを徹底してやっていると、気持ちの良いバイトを捉えたのでフルパワーフッキング!!
ナイスなファイトで上がって来たのは、腹パンパンの40オーバー♪
ロッド:EG/スーパースタリオンGT3RS
リール:ZPI/アルカンセXS
ハンドル:ZELOS/マシンカットハンドル102mm
スプール:ZELOS/ZPⅢスプール
ライン:東レ/フリーダム14ポンド
ルアー:EG/TGブロー1/2oz
ワーム:GETNET/ジャスターシャッド4.2
ブレード:イマカツ/メタクロブレード
ミニスコーンジグを丸飲みでしたので、完全に戦略的には正解だと感じました!
基本的に、ノーバイト時間が続きましたが、条件が整ったエリアでは、しっかりとバイトがあり、腹パンパンな45オーバーを追加!
ロッド:EG/スーパースタリオンGT3RS
リール:ZPI/アルカンセXS
ハンドル:ZELOS/マシンカットハンドル102mm
スプール:ZELOS/ZPⅢスプール
ライン:東レ/フリーダム14ポンド
ルアー:EG/TGブロー1/2oz
ワーム:GETNET/ジャスターシャッド4.2
ブレード:イマカツ/メタクロブレード
このバスも、ミニスコーンジグを丸飲みでしたので、厳しい条件の中でも、正解だと確信しました。
記念に、西尾さんともパチリ(笑)
その後も、ノーバイト状況が続く中、要所要所で、捕獲することに成功♪
全てのバスが、腹パンパンで、ミニスコーンジグを丸飲みでしたので、釣れる数は少ないものの、この丸飲み状態が正解であることを物語ってくれました。
西尾さんですが、普段は、川のオカッパリが主体ですので、このディープエリアでのミニスコーンジグ戦略に苦戦され、バイトが得られない状態が続いていました・・・。
そこで、釣れるサイズは落ちはしますが、確実に釣ってもらう為に、ヘビキャロを提案。
そして、何とか1本捕獲してもらうことに成功!!この厳しい状況の中では、値千金の1本と言っても過言ではないでしょう!おめでとうございます♪
西尾さんは、俳優兼映画監督をされていますので、非常に貪欲な方でして、今回は、釣果を出せなったですが、私のミニスコーンジグ戦略を真横で1日観察されたことで、得るものは多かったと言われていたので良かったです。
と言う感じで、かなりの難易度であった高山ダムでしたが、8バイト5フィッシュで、トータル5㎏程度で終了となりました。
確認出来た範囲内では、この日の高山ダムは、全体的に釣果が恐ろしいほどに悪く、ボウズの方もおられる程で、皆さん、大苦戦となっていた模様でした・・・。
このミニスコーンジグ戦略が大正解!ってワケではないにせよ、この日の高山ダムでは、最適解の1つであったのは間違いではなかったかなと思いました。
やはり、難儀な秋のフィールドでは、1つの戦略をやり切ることで、結果的に、釣果をまとめることが出来ることを再確認出来ました。
西尾さん、かなり厳しい展開の中、丸1日、ありがとうございました!来年も宜しくです!
さて、来週の出撃も、セッション釣行が続きますので、ワイワイと、この厳しい高山ダムを楽しみたいと思います♪
厳しいからこそ、秋のバス釣りは面白い!!