皆さま、毎度です♪友蔵です。
野池をメインフィールドにされているオカッパリアングラーにとっての最終目標として、以下のものを掲げていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?
【野池オカッパリでのロクマル捕獲】
琵琶湖などのロクマル実績が多数あるフィールドではない、野池でのロクマル捕獲は、まさにオカッパリアングラーにとっては、夢の様な出来事であると思います。
私も、この夢を目標に掲げて、長年、野池オカッパリをやって来た結果、運よく2本の野池ロクマルを捕獲することに成功しました。
捕獲母数が2本のみとなりますので、確証は持てませんが、この2本に共通する事が複数ありましたので、今回、ご紹介したいと思います。
野池オカッパリでのロクマル捕獲を目指す多くのアングラーにとって、何か参考になれれば幸いかと思います。
尚、あくまで、私が捕獲した2本の野池ロクマルに基づいた仮説である為、その点は、ご了承下さいませ。
|ヒント①:ロクマルが生息する野池へ通う
これはもう言ってしまえば、それまでの事なのですが、狙う野池にロクマルが生息していないと、そもそも実現出来る可能性はゼロとなります。
野池と言うフィールドは、比較的小規模なタイプが多く、閉鎖的である為、50㎝オーバーの個体数ですら少ないことが多く、そもそもロクマルが生息している野池と言う存在自体が、ごくごく稀であると思います。
従って、少なくとも、以下の項目が確認出来ている野池を選ぶ必要があります。
・過去にロクマルが捕獲されている。
・ロクマルが泳いでいるのを目撃されている。
この2つの条件があれば、少なくとも、その野池にはロクマルが生息していることが証明されていることになるので、ロクマルを狙うことが可能となります。
しかし、この2つの条件が無い場合でも、以下の条件が複数重なっていれば、野池ロクマルが生息する確率が高いと感じています。
・水深がある。(少なくとも5m以上)
・人が立ち入れないエリアがある。
・ルアーが届かないエリアがある。
・インレットとアウトレットが機能している。
・長年、水を抜いていない。
・タンニン水質である。
・餌が豊富にある。
個人的に、野池バスがモンスタークラスに成長する為には、3D(上下・左右)で動ける水深と豊富な餌の存在が必須と感じています。
従って、上記内容を満たす野池として、山間部に存在するダム型野池において、ロクマルが生息している可能性が、かなり高いと感じています。
ロクマルが確実に生息している野池、あるいは、ロクマルに成長させれる条件を備えた野池、このどちらかに通うことが絶対条件となります。
|ヒント②:狙いは、春一択
狙いの野池にロクマルが生息しているとしても、そこは百戦錬磨の天才級に育った個体である為、普段は、人が立ち入らないエリア、ルアーが届かないエリアに生息していることが考えられます。(夜間は分からないですが、原則、日本の内陸湖沼での夜釣りは、条例などで禁止されていますので、割愛させて頂きます。)
しかし、春は、繁殖行動と言う本能に従う為、天才級の野池ロクマルであっても、人がルアーを投入出来る射程圏内に入って来ます。
野池ロクマルの行動範囲内に、ルアーが届かないと、どうにもならないですからね。
従って、個人的には、少しでも捕獲確率を上げることが出来る、春一択と考えています。
|ヒント③:大潮明けの中潮初日が狙い目
私が捕獲した野池ロクマル2本ですが、捕獲した条件として、どちら共に、大潮明けの中潮初日となっています。
捕獲母数が2本のみですので、単なる偶然なのか?必然なのか?分かりませんが、個人的には、以下の見解を持っています。
「春の大潮期間は、野池のレギュラーサイズ(25㎝~55cm)が、ベイトを追い回して捕食する為、大潮明けは、ベイト達が疲弊している。その疲弊したベイトをモンスターが、楽して捕食している。」
野池でロクマルまで育つ様な個体は、レギュラーサイズとは別の行動をしていると考えられます。要するに、危険を可能な限り排除して、楽して食える条件を探していると思われます。
大潮明けは、上記考察により、ベイト達が疲弊している為、モンスターにとっては、楽して食える恰好の餌になっているのでは?と感じています。
それ故、大潮明けの中潮初日と言うのは、狙い目の様に感じています。
|ヒント④:特異的な自然状況になっている
私が、野池ロクマルを2本捕獲した時の条件として、大潮明けの中潮初日を挙げさせてもらいましたが、ここに、「特異的な自然状況」が重なっていました。
1本目に野池ロクマルを捕獲した時の状況は、以下の通りです。
【直前の大潮で暖かい雨が大量に降ったことで、普段はドクリアな水質が、ささ濁り状態となった。私が知る限る、その野池が、ささ濁りになったのを初めて見た。】
2本目に野池ロクマルを捕獲した時の状況は、以下の通りです。
【朝から警報級の大雨が降り、夕方には止んだものの、普段は枯れているインレットから大量の水が流れ込んでいた。私が知る限り、その時の水量の多さは初めて見た。】
以上の様に、普段の野池の状態ではなく、非常に稀な特異的状況となっており、この様な特異的なフィールド状況では、普段は、天才級のモンスターも、少し警戒心を緩めるのかも知れません。
|ヒント⑤:大型ルアーでの極端な動きが重要
先程も、野池ロクマルは、危険を回避して楽して餌を食っていると書きましたが、恐らく捕食回数を減らす為に、大型の餌を捕食していると感じています。(もしくは、一切の危険性を感じない場所で、小型ベイトを大量に捕食しているか)
従って、個人的には、野池ロクマルを狙うルアーは、大型が良いと感じています。
しかし、そこは本物の餌ではないルアーです。天才級の野池ロクマルに対して、大型のルアーを食わせるには、動きは2極化が良いと感じています。
【極端に遅いか、極端に早いか】
中途半端な動きでは見切られると感じていますので、この両極端が重要だと思っています。
2016年4月9日に捕獲した野池ロクマルは、イマカツ/ギルロイドjrブーツテールのデッドスロー巻きで捕獲しました。
2017年5月13日に捕獲した野池ロクマルは、イマカツ/モグチャmonster+ジャバシャッド5.5インチの高速巻きで捕獲しました。
1本目の野池ロクマルはデッドスロー巻き、2本目の野池ロクマルは高速巻き、どちらも比較的大型に分類されるルアーですので、まさに仮説を証明した2本だと思います。
イマカツのギルロイドjrブーツテールとモグチャmonster、この2つのルアーは、天才級の野池ロクマルを化かすことが出来た為、野池ロクマルに訴える何かが備わっているとも言えますね。
|まとめ
上記内容をまとめると、野池ロクマルを捕獲する条件は、以下の通りとなります。
①ロクマルが生息する野池に通う
②ロクマルが生息する条件が揃う野池に通う
③春に狙う
④大潮明けの中潮初日に狙う
⑤特異的な状況変化が起きている
⑥大型ルアーを使う
⑦両極端な動きで使う
少なくとも、野池に生息する天才級のロクマルを化かす為には、上記の条件を複数重ねる必要があると感じています。
通算、2本の野池ロクマルを捕獲していますが、2020年2月現在、2本目を捕獲してから3年を経過し、未だに3本目の野池ロクマルは捕獲出来ずでおります。
野池オカッパリでのロクマル捕獲。
私も、書かせて頂いた自身の仮説に基づいて、3本目を捕獲出来る様、夢を追い掛け続けたいと思います!