皆さま、毎度です♪友蔵です。
イマカツよりリリースされているギル型ビッグベイト【小南ギルうちわ】。
恐ろしいポテンシャルを秘めたルアーなのですが、結構、皆さん、使い方や出し処に悩んでいる方が多い様に思えます・・・。
確かに、ちょっと癖があるルアーですが、その癖を分かって使うと、驚きの釣果を出すことが出来ますので、そんな小南ギルうちわの使用上のコツをお伝えしたいと思います♪
|基本スペック
長さ:12cm
重さ:1.7oz(約48g)
タイプ:フローティング
ビッグベイトに分類されるルアーではありますが、サイズ的には12㎝クラスで、重さが48g程度なので、非常に扱い易いルアーだとは思います。
最大潜度は、1.2~1.5m程度の為、比較的浅いレンジを巻くのに適したルアーとなっています。
|特殊なダブルリップ構造
小南ギルうちわの特徴の1つとして、類稀なダブルリップ構造が挙げられます。
①上リップ
大きく開いた口部分が、上リップに当たります。この上リップで、水流を適度に逃がしながら水を噛んでおり、ルアーの浮上スピードを抑制する効果があります。
②下リップ
通常のリップの役目をしています。薄くて高い強度なサーキットボードを使用しています。
この上下のリップの相乗効果で、上手く水流を調整しているのが特徴ですね。
|フラットサイドの1枚ボディ構造
小南ギルうちわの最大の特徴は、連結部分をテールだけにした一枚もんの大きなフラッドサイドボディですね。
これにより、まるでウチワを扇ぐ様に、パタパタと水を強く押すウチワアクションを出すことが出来ます。(かなりの撹拌能力です!)
相当、水を押して撹拌していますので、遠い場所にいるバスにもアピール力が抜群です。
又、約48gの重量と連結キール型テールのお陰で、フラットサイド系ルアーとしては、異例の飛距離を出すことが可能です。
|目を引く超大型フックは、そのまま使用しましょう!
そして、この小南ギルうちわを見た瞬間に、「これ大丈夫か!?」と目を疑う程に大きなフックが搭載されているのが特徴ですよね。
ルアーサイズに合ったフックに交換したくなりますが、このフックは、アンカーの要素を持っているので、オリジナルのまま使用して下さい。(これは絶対です!)
このルアーサイズを無視した超大型フックのアンカー効果により、ルアーのバタつきを抑え込んで、最適なパタパタアクションを実現出来る様になっているのです。
ちなみに、このフックですが、何と2本で6gもあるんです!
「ふ~ん、6gだけ?」と思われるかと思いますが、ルアーウエイト48gに対する6gなので、比率的には、実に12.5%もあるんですよ。
例えば、体重68kgの人では、比率12.5%と言えば、8.5kgに相当します。(8.5kgの重りが足に付いていると考えてみて下さい)
この様に、ルアーウエイトの12.5%を占める超大型フックが、アンカー効果を発揮していますので、小南ギルうちわのフックは、そのまま使うのがベストです!
|リトリーブ方法には、コツが必要!
小南ギルうちわのリトリーブ方法ですが、ここにはコツが必要です。
通常、この手のクランクベイトは、早くリールを巻くと深く潜ります。遅くリールを巻くと、浅く潜ります。
ですが、この小南ギルうちわは、真逆の動きをするんです。
・早く巻く:ルアー潜度は浅くなる
・遅く巻く:ルアー潜度は深くなる
そうなんです!通常のルアーとは、全く真逆の動きとなるんです。
基本的な使い方は、ウィードエリアやゴロタ石エリアなどの上をゆっくりと泳がすのがベストとなり、狙いの深度は、1.2~1.5mラインとなります。
この深度まで、小南ギルうちわを潜らせる為には、リールをゆっくり巻く必要があります。
ラインを弛ませて、ロッドにルアーウエイトを乗せない様な感じでリトリーブすれば、グイグイと潜って行きます。(スコーンリグの要領で巻いてもらえればOKです)
一番、最適なリトリーブ速度のイメージですが、小南ギルうちわの残像が「一番丸く見える」感じが、一番、デカバスが釣れる速度となります。
この時の動きこそが、ギルがバスに追われて、しゃかりきに逃げる動きの再現となるのです。
又、逆に、リールを早く巻くと、水面~水面直下でのウェイキング的な使い方も出来ますので、これはこれで夏場などには適した使用方法でもあります。
|最適なタックルは???
上記の様な特徴を備えた小南ギルうちわをしっかりと使うには、タックルも重要となります。
①最適なロッド
まず、ロッドですが、7フィート前後のミディアムヘビークラスで、ファーストテーパーが、個人的にはベストだと感じています。
個人的には、カレイドのスーパースタリオンGT2RSと元祖スーパースタリオンを状況に応じて、使い分けています。
②最適なリールのギア比
リールに関してですが、特に、指定はなく、お好きなメーカーのリールでOKですが、ギア比は、6.3~6.6程度のノーマルギア比のタイプがおススメです。
個人的には、ギア比6.6:1のアルカンセNSと、ギア比6.3:1のジリオンPEスペシャルを状況に応じて、使い分けています。
③最適なライン
ラインですが、フロロカーボンの13ポンドを愛用しています。
適度な柔らかさを持ったフロロカーボンラインがベストでして、個人的には「東レ/エクスレッド13ポンド」を愛用しています。
|カラーは何がいいの?
基本的に、「好きなカラーが釣れるカラー」なので、お好きなものをどうぞ!と言いたいのですが、以下の2つを抑えておけばOKだと思います。
まずは、やはりギル型ビッグベイトと言うことで、ギルの3Dリアルプリントカラーは、外せないと思います。(写真は、琵琶湖グラスブラックギルです)
そして、もう1つは、曇天などのローライト時や濁りが激しい際に、効果抜群なブラックカラーですね。(写真は、ブラックレイブンです)
この2種類をスタンバイさせておけば、基本的には、どんな場所でも、状況でも、対応出来るものと思います。
|いつ、どんな場所で使えばいいの?
基本的に、ブルーギルが存在するエリアで使うのがベストですので、ブルーギルの動きが活発化する6月~9月頃が、一番効果的です。
狙うエリア的には、小南ギルうちらの潜度1.2~1.5mラインを巻くことが出来るシャローエリアがベストですね。
ウィードエリアだったり、ゴロタ石エリアだったり、ブレイクラインだったりと、バスが下から襲うイメージで、それにマッチしたエリアで使用してみて下さい。
野池などでは、ブッシュ際を通すのも面白いかと思います♪
|デカバス狂喜乱舞な驚きの釣果
最適なタックルは揃えた、基本スペックも理解した、その使い方も頭に叩き込んだ!で・・・、このルアー、釣れるんかい???
ってことですが、圧倒的なデカバス捕獲能力を備えていますので、論より証拠で、私の釣果をお見せ致します!
琵琶湖オカッパリで、ゴロタ石ゾーンをパタパタと泳がせて捕獲したロクマルモンスター!
灼熱の琵琶湖ボートでのウィードエリアから出した55オーバー!
冬の野池オカッパリでも、ギル食いのナイスな45㎝クラスを捕獲!
濁り&ローライトな秋の琵琶湖ボートで捕獲した55オーバー!漆黒のブラックレイブンカラーが大活躍♪
ちなみに、普通に40UPでも果敢に食って来ますよ♪
と言う感じで、ちゃんと分かって、しっかりと使うと、ご覧の様な釣果を出すことが出来るのが、小南ギルうちわなのです。
ちなみに、あくまで個人的な考察なのですが、上リップと下リップの接続部分に、僅かに段差があるのが気に掛かりまして・・・、水流を上手く逃がす為に、その段差を埋める様に、エポキシボンドを少し塗って段差を無くしています。
まぁ、これで実際の動きがどう変わっているのかは分かりませんので、あくまで、私の個人的な気分???でしょうかね(笑)
とにかく、ちゃんと使えば、ビビる程にデカバスを捕獲してくれる小南ギルうちわですので、是非、使ってみて下さいませ♪