皆さま、毎度です♪友蔵です。
今まで、ある様で無かったビッグシャッドプラグと言うジャンル。(厳密に言いますと、デカいシャッドラップとか存在していましたが、ニッチな分野でしたからね・・・)
そんなビッグシャッドプラグのジャンルにおいて、切り込んで行ったのが、イマカツのブルバイソン400です。
そんな唯一無二の存在であるブルバイソンに関する考察をお届けしたいと思います。(あくまで、私なりの見解ですので、ご了承下さいませ。)
|ブルバイソンのスペックと特徴
名称:イマカツ/ブルバイソン400
長さ:140mm
重さ:50g
タイプ:高フローティング
アクション:ビッグウォブルロール
潜行深度:4.0m
シャッドプラグと考えればデカいですが、ビッグベイトと考えると、ごく普通のサイズですので、サイズ的な観点で、躊躇される心配はないかと思います。(140mmのビッグベイトと考えると小さい部類ですからね♪)
特徴と言いますと、シャッドシェイプをしていますので、軽快な巻き心地なので、1日使っていても、個人的には、巻き疲れは思ったより無かったです。
又、高浮力により、驚くべき速さでキックバックしながら浮上します。
|薮田ギルカラーの特徴。
そんな唯一無二のイマカツ/ブルバイソンですが、そのカラーバリエーションも実に豊富です。
リアルプリントに代表される圧倒的なリアル感を追求した3Dカラーは、そのリアルさと妖艶なフラッシング力が魅力となっています。(下の写真は、3Dハス雄です)
基本的に、ブルバイソンは、この様なリアル系カラーを軸にして展開していますが、その中でも、特に異彩さを醸し出しているのが、こちらの【薮田ギル】カラーです。
まず、この派手なカラーリングに目を奪われます。特に、リアル系カラーを軸に展開しているブルバイソンなので、この薮田ギルカラーを最初の1個目に購入される方は、ほぼいないのでは?と感じる程に派手なカラーです。
背中は、ブラックラインが1本通った薄いパープルの配色です。
側面は、イエローベースに、縦にブラックラインが入っています。
お腹は、オレンジに配色されています。
ブルバイソンのアクションが、ビッグウォブルロールの為、驚くべき明滅効果を発揮しているのが泳がせた時に、ハッキリと分かります。
基本的には、やや濁りが入っているエリアの方が向いているカラーリングだとは思いますが、案外、クリアなエリアでも、この明滅効果はあるのでは?とは思います。
|異色の薮田ギルカラーの秘密に迫る。
この薮田ギルカラーは、他のカラーと違い、派手なカラーリングが施されていますが、実は、もっと重要な要素があるのでは?と感じていました。
元々、今年の春からブルバイソンをテストされていたイマカツプロスタッフの薮田さんのブログを見ていると、デカバスを釣られている際には、常に、この薮田ギルカラーがバスの口からぶら下がっていました。
(出典元:薮田さんブログ)
薮田さんが考案された【薮田ギル】カラーなので、宣伝の意味も込めて、使われているのかな?と思っていましたが、妙に、この薮田ギルカラーでのデカバス率が高いので、これは何かあるなと感じ、研究の為に、私も購入した経緯があります。
この薮田ギルカラーですが、以前にも紹介しましたが、素材が他のカラーとは違うのでは?もしかしてボーン素材???と思ったのですが、他のカラーと同じ普通のABS樹脂を使っているとのことでした。
でもこれ、恐らくですが、ショットブラスト処理を表面に施している為、くすんだクリアとなっている様に感じます。(ぼやけているクリアと言っても良いのかな?リップ部分を見てもらえば一目瞭然です。)
ショットブラスト処理とは、極小さな球体を高速でABS樹脂表面に大量に打ち付け、表面を削ることで、この様な、ぼやけたクリア感を出すことが出来ます。
これにより、目には見えない極小さな凹凸がボディー表面に出来るのです。
その為、極少々の塗料で塗装することが出来る為、マット系塗装に最適なのです。事実、この薮田ギルカラーの塗装膜は、他のカラーと違い、めちゃくちゃ薄くなっています。
これが何を意味するのかと考察すると、以下の特徴があると考えています。
①塗装膜が薄いので本来の動きが出る。
これだけ広い塗装面なので、ボディー表面に乗る塗料の量でも、動きが僅かに違うと感じてす。極僅かな塗料しか乗っていない薮田ギルカラーなので、本来の動きが出るものと思います。
➁水噛みが強い。
ボディー表面に、ショットブラスト処理による目に見えない極僅かな凹凸があるので、ボディー表面に纏う水の絡み方が、他のカラーより強いと感じています。
分かりやすく言いますと、リアル系カラーは表面がツルツルしている為、「水を逃がして泳いでいる」と感じており、この薮田ギルカラーは表面に微細な凹凸がある為、【水を噛んで泳いでいる】と感じています。
まとめますと、薮田ギルカラーは、【塗装膜が薄いので本来の動きを出しつつ、ショットブラスト効果による表面の凹凸で水が噛みながら泳ぎ、圧倒的な明滅効果を出している】と言う感じです。
|実際に体感した釣果。
これら上記内容の違いをチェックしながら、先日の琵琶湖釣行では、丸1日10時間に渡り、ブルバイソンの薮田ギルカラーを使用しました。
その結果、やはり、この薮田ギルカラーは、デカバスの琴線に響くみたいで、かなり厳しい状況の中で、値千金の58cmを手にすることが出来ました。
これは偶然ではないと思います。この薮田ギルカラーだからこそ、反応したビッグバスだったと思いました。
この異色なカラーリングが施された薮田ギルカラーは、カラーローテーションの中の1つとして、持たれておかれることを強くおススメします。
当然ですが、他のカラーがダメと言うワケではなく、この様な異彩なカラーを1つ入れることで釣れるバスの数が変わりますよ!と言うご紹介です。
基本的に、メインカラーの端っこにある異彩なカラーは、ハマる時とそうでない時の差が激しいことが多いですからね。
|ワンポイントアドバイス
このブルバイソンですが、めちゃくちゃ浮力が高いので、お腹に板重りを貼って浮力を調整している方も多いかと思います。
中層を巻く時や、ストップ&ゴーを繰り返す際には、このウエイトチューンは、かなりキモだとは思います。
但し、注意が必要なことがあります。ブルバイソンをハードボトムでゴリゴリと巻く際には、お腹にウエイトを貼ってしまうと、ボトムでの姿勢が変わるので、ボトムをフックでえぐる回数が増えてしまい、ブルバイソン自体の動きが悪くなる様に思えます。
お腹にウエイトを貼り付けた状態で、ボトムをゴリゴリさせると、かなりの確率でタニシがフックに付いて来ます。
しかし、お腹にウエイトを貼らない状態で、ボトムをゴリゴリさせると、全くフックにタニシが付いて来ません。これはボトムでの姿勢の違いから来る現象と思います。
従って、ブルバイソンをボトムでゴリゴリ巻きたい時には、お腹にウエイトは貼らない方が良いと、個人的には思います。
とは言え、私も、ブルバイソンを使用してから、まだ日が浅いので、まだまだこれから研究を重ねる必要がありますので、しっかりと色んな側面から探求したいと思います!
しかし、この薮田ギルカラーは、傑作カラーだとは思いますね。(他のイマカツルアーにも、展開して欲しいカラーですね♪)
コメント
薮田ギルのカラーはラッキークラフトのRTOのTOギルのオマージュでしょうか?
似てますよね
こんばんは!コメント、ありがとうございます。
先程、TOギルを調べてみましたら、確かに似てますね。
薮田さんは、国産海外産問わず、色んなメーカーのクランクを使われていますので、インスパイアされたオマージュかもですね!
何にせよ、良いカラーだと思います♪