皆さま、毎度です♪友蔵です。
ここ最近、猛暑が続いたと思ったら、梅雨が戻った様な天候が続いたりと、なかなか天気が安定しない状況が続いています・・・。
そんな中、ソルト仲間からの強いお誘いもあり、人生初めてのイカメタルに行って参りましたので、その模様をレポートしたいと思います!
非常に繊細で、奥が深いイカメタルゲーム。今回、初めて体験することが出来て、こりゃ、皆さんがハマるのも理解出来る面白さだな!と感じましたね。
|不調が続く、今年のイカメタルゲーム。
出撃日は、7/9(土)ですが、夕方出船で、午前0時30分帰港の為、7/10(日)の日付を跨いでの出撃となりました。(そうです、イカメタルはナイトゲームなんです)
事前情報では、今年のイカメタルゲームは、不調が続いており、昨年同時期の釣果を比較すると、1/10程度になっているそうです。
水温が上がらない?マグロが食い散らかしている?人的プレッシャーによる個体数の激減?などなど、色んな理由があるみたいですが、真相は不明だそうです・・・。
初めてのイカメタルで、難易度が高い感じみたいですが、何事も経験なので、ワクワク感の方が高かったですね♪
と言うことで、7/9(土)の17:00頃に、京丹後の港に到着しましたが、すでに大雨・・・。
今回は、遊漁船シーマンにお世話になりました。
かなりデカい船で、20名が乗り込んでのイカメタルゲームとなりました!
と言うことで、準備が整った17:30過ぎに、出船となりました♪
厳しい状況みたいなので、目標を1匹として、頑張ってみることにしました!
|イカメタル?オモリグ?基本的なリグのご紹介。
と、実釣の前に、イカメタル初心者のワタクシなので、釣り仲間より、色々とレクチャーを受けまして、この釣りには、2つの基本的なリグがあることを知りました。
①【イカメタル】
これが基本中の基本になるリグの様でして、以下の様に、バス釣りで言うところのダウンショットリグみたいな構造をしています。(青線がラインと仮定)
エギの下にリーダーを1m~1.5m取って、そこにスッテと言われる鉛の重りを装着します。
このスッテは、重りの役割を果たすんですが、ご覧の様に、スッテにも針が装備されているのが特徴です。
ちなみに、このイカメタルは、潮の流れが緩やかな時など、ボートの真下を狙う為のリグみたいで、ベイトタックルを使うのが一般的みたいですね。
②【オモリグ】
これも基本的なリグみたいですが、ご覧の通り、バス釣りで言うところのヘビキャロみたいな構造をしています。(青線がラインと仮定)
鉛シンカーの後ろに、1m~1.5mのリーダーを取って、エギを装着している構造ですね。
こちらは、潮の流れが速い時に、少しアンダーキャストして、斜めに探る為のリグの様ですね。
潮の流れを考慮して、鉛シンカーも、25号~40号を使い分けるみたいで、少しキャストする必要があるので、スピニングタックルで扱うみたいです。
エギに関しては、イカメタルもオモリグも、2.5号くらいの小型のエギを使用するのが基準で、更に小さなタイプも効果がある場合があるそうです。
エギには、様々なタイプやカラーがありますが、取り敢えず、今回は、シマノ/クリンチフラッシュブースト2.5号を使用しました。
ちなみに、このエギ1個のみで挑みましたので、専用ケースに入れるのではなく、スルッパSSサイズで持ち込みました♪
ちなみに、このイカメタルやオモリグで効果抜群なカラーは、赤緑カラーとのことでした。(頭がレッドで、ボディがグリーン)
|さて、動かし方は?更に、食わせ方は?
基本的なリグが分かったところで、動かし方と食わせ方ですが、これにも人ぞれぞれ、色んな工夫があるみたいです。奥が深い感じですね。
遊漁船がライトを水面に向けて照らし、そこに集まったベイトを食べる為に、イカが集まってい来るイメージで釣りをするので、まずは、イカの居るレンジを探る必要があります。
水深40m~60m程度のエリアでやる為、一旦、ボトムまで落としてから、ジャーク&ステイを織り交ぜて、バイトが出る層を探る感じですね。
そのジャークの方法が、人によって千差万別!大きなジャークをする人、2段3段ジャークをする人、などなど、誘い方は、ホントに人それぞれの印象でしたね。
ただ、唯一の共通点が食わせ方です。
どんなジャークでもいいんですが、食わせは、ステイの時のみでして、そのステイの時間が20秒前後と、想像以上の長さなんです。
ジャークして、エギを飛ばした後、ステイさせると、柔らかな穂先が水面に向かって垂れ下がります。
波の動き、船の動きで、垂れ下がった穂先が、上下するんですが、イカが触手を伸ばして、エギに触れた瞬間に、電撃フッキングをする必要があるんです。
そのバイトの出方たるや、超繊細です。
穂先が僅かにククン!と入るか、プンっ!と弾かれるか、もしくは重さがフッ!と抜けるか、そんな程度しかなく、かなり集中しておかないとバイトを取ることが出来ない繊細さでした。
|穂先に全集中!!何とか10匹の捕獲に成功です!!
と言うワケで、前置きが長くなりましたが、ここからが実釣です。
ポイントには、18時頃に到着し、アンカーを打って、夜が来るのを待ちます。
暗くならないと釣れないので、ベテランの皆さんは、釣りをせずに、談笑。私の場合、暗くなる前に、動かし方の練習をしていました。
そして、19時30分を回ったところで、投光器がスイッチON!!
周りの遊漁船も、続々と灯りがともりました!ワクワクタイムのスタートです!
さぁ、いよいよ、人生初のイカメタル&オモリグゲームが始まりました!!
ちなみに、当日の潮の流れが速すぎた為、イカメタルでは攻めづらく、基本的に、ヘビキャロの要素があるオモリグでやってみました。
リグの構造、動かし方、バイトの取り方、フッキングの仕方などなど、頭では理解するものの、やはり1匹目を捕獲するまでは、イメージ通りに出来ない・・・。
しかし、この手の繊細な釣りは、バス釣りで修得していますので、1時間程度で、コツを掴み、何とか、待望の1匹目を捕獲!!
やはり、どんなジャンルの釣りであっても、その最初に捕獲するターゲットは、めちゃくちゃ嬉しいですね♪(ちなみに、ターゲットは、剣先イカです)
イカのいるレンジが、ボトムから15m程度であることを把握出来ましたので、ジャークの仕方を工夫し、ステイを十分に取って食わせる間を作る様にしたところ、飽きない程度に捕獲することに成功しました!
繊細なバイトを捉えて、そこからの電撃フッキングが、めちゃくちゃ楽しかったですね!まさに、掛ける楽しさと言う感じですね♪
そんなこんなで、合計10匹を捕獲することに成功しましたので、目標を1匹としていたことと比べると、大満足な結果となりました。
ちなみに、この剣先イカですが、船上にて、沖漬けなるものにしてみました♪
生きたままの剣先イカをジップロックに入れ、そこに麺つゆを投入し、漬け置きする感じですね。
これをすることで、イカの内部までタレが染み込みますので、より美味しく食べることが出来るそうです♪
尚、私の隣でやっていたソルト仲間は、合計26匹を捕獲しており、流石の腕前でしたね。(特に、ジークラック/海老助68mmが効果抜群だったみたいですよ!)
このイカメタル&オモリグゲームは、タックルやエギの種類も含め、技量の差が、明確に出ると感じました。釣る人は釣る。釣れない人は釣れない。
楽しさの中に、厳しさもあり、工夫次第で、釣果を伸ばすことが出来るゲーム性があるので、こりゃ、皆さん、ハマるのも無理はない!
と言う感じで、午前0時30分頃に帰港。大雨の中、皆さん、お疲れ様でした。
終始、雨模様な感じではありましたが、大満足な感じで、締めることが出来ました。
そー言えば、7/10は、私の誕生日ですので、産まれて初めて、海上で47歳を迎えることになりましたね。ホントに、釣りバカです!(笑)
めちゃくちゃ楽しかったイカメタル&オモリグゲームではありましたが、シーズンが、バス釣りと重なってしまう関係で、今期は、これにて終了です。
また来年、しっかりとタックルをスタンバイさせて、準備万端でやりたいと思います!
バス釣り経験者であれば、あの繊細なバイトも、しっかりと取ることが出来るかと思いますので、気になる方は、是非、チャレンジしてみて下さいませ♪
|沖漬けのその後と保存方法。
先程も書きましたが、今回、釣った剣先イカは、船上にて、生きたまま麺つゆに漬けまして、そのまま自宅までお持ち帰りしました。
自宅で確認したところ、墨を吐いた関係で、真っ黒になっていたこともあり、ジップロック内の麺つゆだけを捨て、以下のレシピで、本格的なタレを作ってみました。(ネットで検索してみました)
【沖漬けのタレ・黄金比】
・醤油:375ml
・清酒:600ml
・みりん:100ml
・昆布:10㎝2枚
【作り方】
調味料を鍋に入れ、沸騰させてアルコール分を飛ばし、火を止めてから昆布を入れる。
一晩寝かした方が良いみたいでしたが、時間がなかったこともあり、この状態のタレをジップロックに投入してみました。
この状態で、冷蔵庫で半日漬け込むと、しっかりと剣先イカに味が染み込みます。(より濃厚にしたい場合は、1日~2日、漬け込むと良いみたいです)
あとは、1匹1匹をジップロックに入れて、個別にします。
個別に出来れば、あとは冷凍庫に入れるだけ♪
アニサキスが心配であっても、冷凍庫に2日間も入れておけば死滅するみたいですので、安心です。
食べる際には、解凍した後、お刺身でもOKですし、焼いてもOK、焼きそばなどの具材にするなど、色んな使い道がありますね。
この剣先イカの沖漬け、めちゃくちゃ美味しいみたいなので、食べるのが楽しみです♪
この様に、剣先イカのイカメタル&オモリグゲームは、釣る楽しさと、食べる楽しさが両立しているので、かなりお勧めのソルトゲームだと感じました!