皆さま、毎度です♪友蔵です。
ご存知の通り、私のバス釣りの90%以上は、イマカツルアーで成立します。
しかし、いつも「釣れるルアー」へのアンテナは立てており、他メーカーで気になるルアーがあれば、積極的に導入して検証をしたりしています。
ここ最近、「こりゃ、素晴らしい出来具合だなぁ。」と感心したのが、レイドジャパンのブースト18gです。
使い始めて、まだ日が浅いですが、私なりに感じた利点をご紹介したいと思います。
いきなり結論から言いますが【このブースト18gは持ってて損はない】です!
|基本的な仕様
名称:ブースト18g
大きさ:60mm
重さ:18g
大きさ的には、60mmとなっており、どこのフィールドでもよく見かける小型のブルーギルの大きさにそっくりです。
イマカツ/IKピラーニャ65と比べてみると、こんな感じですね。
サイズ的には、5mmしか違わないのですが、極薄ボディー形状もあり、ブースト18gの方が二回りほど小さく見えますね。
ちなみに、同じブースト9gと比較すると、こんな感じです。
ブースト9gは46mmですので、随分と、ボディーの存在感に差がありますね。
と言う感じで、大きさやウエイト時には、比較的コンパクトな部類に入るルアーですので、タックルやフィールドを選ばない側面があるかと思います。
それでは、次は、私が感じたブースト18gの利点をあげて行きたいと思います。
|利点その1:極薄ABS樹脂ボディー
このブーストシリーズですが、意外とメタル系ルアーと勘違いされている方が多いですが、金属ボディーではなく、極薄のABS樹脂で形成されています。
どれだけ薄いかと言いますと、ご覧の様に、メタル系ルアーに肉薄するほどの極薄ボディー形状となっているのが特徴です。
ABS樹脂ですので、メタル系ルアーとは異なり、非常に【柔らかい波動】を出すことが出来ます。
|利点その2:アイの位置が秀逸
ブーストシリーズは、アイの位置が非常に独特な位置に存在します。これは、勿論、ブースト18gでも同様です。
アイが、ボディーの内部に埋もれた状態となっており、スナップを装着するアイの位置が、背中のライン上に存在しています。
これにより、水中姿勢が水平に近い状態になる利点もありますが、それより何より、その動きが【非常にタイトピッチ】になる利点があります。
極薄ボディーは、暴れる動きになりがちですが、アイの位置で、タイトピッチに仕上げたのは素晴らしいと感じました。
|利点その3:キレがありつつ柔らかい波動
ABS樹脂ながら、極薄ボディー形状をしている関係で、水中での立ち上がりのキレが凄いです。
ボトムに着底してから、最初のリフト時の立ち上がりの早さたるや、メタル系ルアーに匹敵する程の早さを誇ります。
しかし、ABS樹脂ですので、キレよく立ち上がりつつ、出す波動は【柔らかい】のが特徴です。
これは、今まである様な無かったコンセプトだと感じました。
更に、その驚くべきキレのある立ち上がりからのリフトをした後のフォール姿勢も秀逸です。
極薄ABS樹脂のボディー内部の頭からお腹に掛けて、ウエイトがぎっしりと入っている関係で、バタつかずに、スッ!と姿勢よくフォールをします。この際に出す波動も【柔らかい】ですね。
メタル系ルアーの場合、左右にスライドしながら素早くフォールしたりしますが、このブースト18gの安定した自然な姿勢でのフォールは、食わせには最適だと感じています。(リアクション要素を強化するなら、また別の話にはなりますが・・・)
|利点その4:スケルトンカラー
メタル系ルアーに肉薄する極薄ボディーながら、ABS樹脂ですので、カラーリングが自由自在です。
色んな妖艶なカラーリングを施すことが出来ますが、中でも、ご覧の様なスケルトンカラーをリリース出来るのが、かなり大きな利点だと思います。
このスケルトンカラーリングは、絶対に、メタル系ルアーでは出せないですからね。
透明度の上がったフィールドなど、水に馴染ませたい場合など、非常に有利に働くと思います。
|利点その5:ただ巻きもイケる
独特のアイ位置により、水中での姿勢が水平となり、出す波動もタイトピッチと言うこともあり、ただ巻きでも、非常にレスポンスの良い小刻みな振動を出します。
従って、リフト&フォール戦略をしつつ、そのままタダ巻きにも移行出来ると言う側面があります。
メタル系ルアーのタダ巻きでは、左右にバタバタ動いてしまいますが、ブースト18gのタダ巻きは、水平姿勢でのタイトピッチアクションと言う非常に使いやすい波動を出します。
|利点その6:驚きの遠投能力
ABS樹脂ながら、極薄ボディーに18gと言うウエイトが乗っていますので、ブースト18gは、空気を切り裂き、姿勢良く飛びますので、予想を超えた遠投能力を発揮します。
同じ18gでも、普通のリップレスクランクより圧倒的に飛んでますし、メタル系ルアーに肉薄する飛距離だと感じました。
このコンパクトさで、あの飛距離は、純粋に凄いなと感じましたね。
|利点その7:食わせの能力が凄い
このブースト18gですが、上記内容の利点から【リップレスクランクとメタル系ルアーの丁度、中間的な動きと波動を出せる】と言うことが出来ます。
メタル系ルアーに匹敵するキレの良さと立ち上がりの早さ、そして、ABS樹脂から出る柔らかい波動が加わり、リアクションの要素を絡めつつ、食わせの能力も、恐ろしく高い印象を持ちました。
そこにいるバスに対して、可能な限り驚かせずに、ナチュラルに食わせている感じです。
今年に入って、ブースト18gで捕獲したバス達ですが、非常に有名なエリアで、人が山盛りいる中での釣果となっています。
スレさせずに、狩り獲る能力は、激戦区だからこそ、発揮することが出来ますね。
|弱点と言うか、考慮すべき点
と言う感じで、7つの利点を書かせてもらいましたが、考慮すべき点も感じました。
極薄ABS樹脂ボディーから出る柔らかい波動であるが故に、【巨大フィールドでのサーチ能力には、劣る】と言うことです。
中規模野池などでは全く問題はありませんが、琵琶湖などの巨大フィールドで、バスがどこにいるのか分からない状態では、ちょっと波動的に弱いと感じました。
その為、サーチでは、通常のリップレスクランクなどを使って広範囲に攻め、ある程度、狙いが絞れたら、ブースト18gを投入すると言うスタイルが良いと思います。
ブーストシリーズは、今回紹介している18gモデルしかり、ある程度、バスの居場所が掴めた上での投入がベストの様な気がしています。
これは弱点と言うよりかは、使い処の最適化とも言えるかと思います。
|個人的に気になったカラー
基本的な考え方に【好きなカラーが釣れるカラー】ではあると思いますが、個人的には、以下の4色が気になって購入しております。
①CHI GILL
スケルトン系カラーではないですが、非常に淡いカラーリングが施されていますので、まさに稚ギルを食っているバスに違和感を与えないと感じています。(ちなみに、今年に入って捕獲したバスは、全てこのカラーです)
②RAGING BULL
CHI GILLカラーをスケルトン仕様にした配色ですね。よりクリアになった水質や色より波動で食わせたい時に活躍してくれそうです。
③HAGURE CHIGYO
かなりスケルトン具合が凄いカラーリングです。水に溶け込む様な配色で、ヒウオなどをイメージして使ってみるのもアリかと感じています。
④RED CRAW
赤系は外せないカラーリングですね。ボトムでは黒に変化していますので、シルエットがハッキリと出ます。濁ったエリアや、深い場所での使用も面白いかと思います。
|まとめ
上記に書かせてもらった様に、今まで自分が使用して来たルアーの中で、このブースト18gは、初めて経験するタイプの波動を出しており、非常に、大きな可能性を感じています。
琵琶湖の様なビッグフィールドでも、バスの居場所を見付けてしまえば、このブースト18gは、他のルアーに釣り勝てる要素が含まれていると感じています。(今後、じわりじわりと琵琶湖界隈で人気になる予感がします)
このブースト18gですが、持っていない、使ったことはない、と言う方は、取り敢えず、騙されたと思って1個保有しておかれると良いと思います。
例えば、お気に入りのリップレスクランクでダメ。お気に入りのメタル系ルアーでダメ。う~ん、バスはいるハズだけどなぁ・・・。となった場合。
こんな場面で、是非一度、ブースト18gを投入してみて下さい。
「おわっ!!やっぱりおったんかい!」と、バスを連れて来てくれると思いますよ。
事実、この経験、私が身を持って体感したので。
私の場合、イマカツ以外のルアーで、同じ種類のルアーを6個も持っている状態は、非常にレアケースなのです。(多分、また追加購入するかと思います)
釣果は嘘は言わない。バスは嘘は言わない。
レイドジャパン/ブースト18g。こいつは本物ですね。