皆さま、毎度です♪友蔵です。
最高気温が25℃を超える夏日を記録したと思ったら、最高気温が10℃に満たない日が訪れるなど、今年の早春は、まさにジェットコースターな寒暖差となっています。
そんな季節外れの暖かさが続いた直後に訪れた寒の戻り。
そんな中、3/30(日)に開催されたウズウズのローカル大会・第2戦が、高山ダムにて開催されましたので、参加して参りました!
1ヶ月半ぶりに訪れた高山ダムは、急激な寒の戻りで、難儀なコンディションになってました・・・。悪戦苦闘した一部始終を是非、ご覧になって下さいませ!
|時間単位で状況が変わる早春。練習不足は致命的。
前回、高山ダムに訪れたのが2月15日でしたので、1ヶ月半ぶりに、高山ダムに潜入となりました。
前回の時は、真冬だった為、スロープ前の表層水温は7.4℃でしたが、3/30(日)の朝イチのスロープ前の表層水温は、一気に上昇していました。
・貯水位:132.49m
・スロープ前の表層水温:12.6℃
ただ、先週(3/21~3/23)に掛けては、最高気温が25℃に迫る日が続いた為、表層水温は16℃を超えていたみたいなので、一気に、3℃ちょっとが低下となっていました。
この様に、真冬から早春に掛けては、気象状況がコロコロと変わる為、それにアジャストさせる為には、日々の練習が必須。
しかし、年度末業務の多忙さと、ちょっとエリアトラウトに浮気していたこともあり、この1ヶ月半の間、高山ダムから足が遠のいていました・・・。
|完全なるノープラン。ならば、やることは1つのみ!
そんな中、迎えたウズウズ大会・第2戦ですので、完全なるノープラン状態。
エリアの選定も、バス達のコンディションも不明な為、細かいことをやっても時間の無駄なので、大好きな巻物展開で押し切ることにしました!
その為、持ち込んだタックルも、EG/スーパースタリオンGT3RSを3本に、EG/クーガーエリート7GTを1本と、オールベイトタックルで挑むことにしました。
そんなこんなで、大会当日のAM4:30に集合し、AM5:30前には、スタンバイ完了となりました。
このスタート前ってのは、独特の緊張感があって、大会ならではの感覚が味わえるので、個人的に大好きです♪
ちなみに、大会ルールは、以下の通りで、いつもと同じです。
・大会時間:05:30~14:00
・キーパーサイズ:30cm
・リミット:5本
・勝敗基準:総重量勝負
と言うことで、AM5:30に、一斉スタートとなりました!
私のボートですが、かなり戦闘力を高めてはいますが、ウズウズのロコ達のボートは、それを上回っており、いつも置いてかれてしまいます・・・。
|スロープ周辺を5つの巻き戦略で攻め、状況を把握する。
水温16℃から水温13℃への急降下で、バスのコンディションは、難儀な状況になっていると推測出来ました。
大潮に向かう過程で、水温が16℃台に乗ったことで、一気に、スポーン体制に入ったであろうバス達が、急激な水温低下で、足踏みしていることは、容易に想像することが出来ました。
一旦、スポーンの体制に入った直後の急ブレーキは、なかなか難儀な状況になることが多い為、本来であれば、巻物展開は向かない・・・。
とは言え、状況が全く把握出来ていない中で、スローな展開から入るのは、どっちも付かずな結果に終わると判断し、巻物展開で、状況を素早く把握することにしました。
まず、狙うエリアですが、スロープ周辺(上流スロープ~いつものスロープまでの両岸)としました。
理由とすれば、水に適度な色が付いていたことと、何だかんだで、スロープ周辺の魚影の濃さは、年中通して、ピカイチだからです。
状況が全く見えていない中で、最上流勝負と最下流勝負をするのは、博打みたいなもんなので、回避し、魚影が年中濃い、スロープ周辺の状況を把握することを優先させました。
そして、投入する巻き展開は、以下の5つをスタンバイさせました。
①バマスト(マッスルワイヤー+ハドエラ19匹)
早春は、大きな波動がゆっくり動くものに反応する個体が多い為、探れて食わせることが出来るバマストを投入することにしました。
バマストへのバスの反応具合で、この日のバスのコンディションが判明するので、早春は、状況把握のカギになることが多いです。
②ワンフックアラバマ(ステルスセブン)
バスが、バマストに反応するものの、勢いがなく追随する様なら、スポーンが進行している証拠なので、ゆっくりな動きより、横方向の動きに反応する為、そうなると強くなって来るのが、ワンフックアラバマです。
③MBSチャター+サカマタシャッド7インチ
バマスト、ワンフックアラバマに反応がない場合は、集合体ではなく、単品で動くルアーに切り替える作戦です。
大きなものがゆっくり動くと言う観点から、MBSチャターのスロー巻きの出番です。
④ジャックハンマー1/2oz+レインボーシャッド
MBSチャターにバイトはあるもののフッキングしない場合、動きの波動は正解に近いので、サイズ感を落とす為に、ジャックハンマーを投入します。
⑤シンディー110
これはスパイス的な感じで投入するイメージですね。先程までの4つの巻き展開は、基本的に、ストレートな直線軌道ですが、こいつは、横方向のジャークも織り交ぜて探りますので、リアクションバイトも期待することが出来ます。
あまりに活性が落ちているとなると、この手のジャークベイトの方が、効くことが多いので、スタンバイさせました。
この5つの巻物展開で、スロープ周辺を手早く探って、まずは、状況把握をしてみました!
|開始早々に、バマストで連続モンドリングバイトが発生!!
大会当日の風予報は、AM8:00頃までは無風状態ですが、そこから一気に風が強まって行き、5mを超える爆風予報が出ていました。
爆風になると、バスのレンジが下がると感じた為、勝負を急がないといけません。(投入する5つの巻き展開は、比較的、浅いレンジで食わせる戦略の為)
まずは、ボートポジションで水深10mのバンク沿いに、灌水ブッシュが広がるエリアをバマストでサーチしてみることにしました。
水中ブッシュの上に浮いている個体を表層付近の巻き展開で、ライズアップさせる作戦ですね。
すると、思わぬ光景を目の当たりにしました・・・。
条件の良い灌水ブッシュ際をバマストで通すと、面白い様に、強烈なモンドリングバイトが連続で発生!!
全て目視出来る水深でのモンドリングバイトでしたが、ミスバイトが多発・・・。
水面直下でのモンドリングバイトの為、バスも丸見えですので、サイズ的には、45cm前後で、粒揃い。
ただ、完全に食わない状況を見る感じ、進んだスポーンの進行が、思っていたより早く、食性より威嚇的なバイトに変わっている印象を受けました。
比較的、バンク沿いをサーチしていたこともあり、プリの個体と言うより、雄の個体の様な感じを受けました。
その後、他の巻物展開も投入しましたが、バマストのみ反応する感じで、他の巻物展開には、バイトすらない感じでした。
|沖の灌水立木には、プリメスがスタンバイ!しかし・・・。
そうこうしている間に、爆風状態になりましたが、バンク沿いに雄ばかりなら、沖にはプリメスが居るのでは?と感じ、沖合に存在する灌水立木を狙ってみることにしました。
こういった、やや沖合に存在する大小の灌水立木をバマストで狙って行くと、要所要所の灌水立木において、50前後のプリメスが、モンドリングバイト!!
しかし、少しティップに重みは感じるもののフッキングしない。
バイト丸見えの大迫力なのですが、食い切らない・・・。
恐らく、水温16℃台から13℃台への急激な低下で、バス達も、食性?威嚇?と戸惑っている印象を受けました。
|作戦変更するべきか?このままバマストで押し通すべきか?
途中、爆風過ぎて、ちゃんと攻められない時間帯もありましたが、AM06:00~PM12:30で、バマストで得たバイト数は、実に9バイト。
勢いのあるモンドリングバイトでしたが、全てがフッキングしない状況に、これはもう、残り時間を考えると、作戦を変更すべきでは?と感じました。
しかし、何かこの状況に腹が立ってしまい、「よーし、分かった。こうなったら、意地でもバマストでフッキングさせたる!!」と、変なスイッチは入ってしまい、他のルアーをBOXに仕舞って、バマストのみで押し通すことにしました。
大会では、状況にアジャストさせて、確実にバスを釣って帰ることが大事なのに、この時は、意地を通してみることにしました。人に負けるのは仕方ないですが、バスに負けるのは許せないので・・・。
この時点で、残り時間は、1時間少々。(表層水温は13.8℃まで上昇。)
プリメスが浮いていた沖合の灌水立木は、そもそも、条件が整った灌水立木が少なすぎて、大きくエリアを変えて、新たに探す時間もなし・・・。
そこで、バンク沿いのブッシュ際に居る雄バスをターゲットにしてみました。
ここで、よりバマストを見せるべく、以下の様に作戦を変更してみました。
ブッシュ際ではなく、バンクとオーバーハングの間に距離があるエリアを選択し、バンクと並行にバマストを通し、バスからバマストをより見させる様にリトリーブコースを変更。
更に、バマストのスト速度を上げて、ベイトの群れが逃げる様に演出。
場所的には、こんな感じですね。
バンクは岩盤で、オーバーハングがあり、その間に、ブッシュや小さな灌水立木がある様な場所です。
場所的には、あまり無いんですが、スロープ周辺に存在するこの手の地形をランガン!
すると、この作戦が当たり、まずは、狙い通りの展開で48cmを捕獲!
ロッド:EG/スーパースタリオンGT3RS
リール:ZPI/アルカンセNS
ハンドル:ZELOS/マシンカットハンドル102mm
スプール:ZELOS/ZPⅢスプール
ライン:東レ/フリーダム20ポンド
ルアー:レイドジャパン/マッスルワイヤー
ワーム:イマカツ/ハドルファットフライエラストマー2.8インチ
ワーム:イマカツ/ハドルスイマーエラストマー4インチ
フック:ガマカツ/オフセットワイドギャップヘビー#1番
フック:ガマカツ/オフセットワイドギャップヘビー2/0番
狙い処が分かれば、こっちのもんです!続けて、40クラスを捕獲!
この調子なら、5本リミットは容易いと感じましたが、ここに行き着くまでに、かなりの時間を費やしてしまった為、帰着時間を迎えてしまいました。
ただ、この最後に試した戦略は、雄狙いの為、5本揃えたとしても、MAX6kg程度と、優勝戦線に絡むことは出来ないパターンなので、苦肉の策ではありました。
そんなこんなで、最高気温が9℃の寒の戻りで、ババ荒れだったこの日、地元最強ロコ達の釣果が気になったところで、帰着となりました。
|優勝は4本で6800g超え!50UPが9本出る乱打戦となりました!
そして、気になる検量が始まりましたが、次々に持ち込まれるビッグフィッシュに驚愕しました・・・。
14人参加で、ウェイインしたのは13人。
50UPが、合計で9本も持ち込まれる乱打戦となりましたが、最終成績は、以下の通りとなりました。
優勝:6810g/4本
準優勝:6380g/5本
第3位:5895g/3本
第4位:5120g/4本
第5位:4470g/2本
第6位:2885g/1本
第7位:2825g/2本
第8位:2445g/1本
第9位:2350g/1本
第10位:2140g/2本
第11位:1950g/1本
第12位:1180g/1本
第13位:880g/1本
私は、第10位を獲得しましたが、皆さん、50前後のプリスポーンなメスバスを持ち込まれており、流石の光景でしたね。(ちなみに、2戦を終了し、年間は6位となりました)
ただ、50前後のバスを1本のみという方も多く、リミットを揃えて来たのが1名と言うこともあり、全体的には、厳しい日だったことが伺える感じとなりました。
大会後に、皆さんの話しを聞いていると、巻物展開をされた方は皆無に等しく、以下の様な戦略でビッグバスを手にされていることが分かりました。
・ラバージグ+ギル型ワームのジグスト。
・ラバージグ+チャンク系ワームのジグスト。
・ホグ系ワームのテキサスリグカバー撃ち
・吊るし
・ホバスト
なるほど、やはり、バスのコンディション的には、スロー展開にシフトするのが正解だったみたいですね。
私も戦略を切り替えれば良かったんですが、個人的には、維持を押し通して、バマストで捕獲した2本は、素直に嬉しかったですね♪
個人的には、人と競う大会には向かないスタイルではありますが、大勢の仲間達との大会では、得るものが多いので、大会に参加すること自体は大好きです!
大会独特の緊張感がある中での釣りは、普段のプライベートな釣りでは味わえない経験が出来ますしね♪
この凄腕メンバーの中で、勝つ為には、もっともっと練習量を増やさないといけませんが、なかなかそうも言ってられる年齢でもないので、楽しみながら、頑張りたいと思います!
と言う感じで、今回も、めちゃくちゃ勉強になったウズウズ大会・第2戦が終了となりました。
これから春本番を迎える為、高山ダムに加え、日吉ダムも気になりますし、琵琶湖オカッパリや瀬田川&宇治川オカッパリも、気になりまくりです。(隙があれば、エリアトラウトも!?)
さて、次は、どこのフィールドに潜入しましょうか!?