皆さま、毎度です♪友蔵です。
以前、カレイド・セルペンティ/ブッシュサーペントに関するインプレをご紹介しましたが、こちらをご覧になった方より「セルペンティ/スピンサーペントのインプレも書いて欲しい」との要望がありました。
ご存知の通り、私のメインロッドは、スーパースタリオンGT2RSとなっており、スピニングタックルを用いての釣りは、ほぼしておりません。
ですが、2012年頃までは、かなりのスピニングフィネス好きで、スピニングタックルの使用頻度は、めちゃくちゃ多かったんですよね。
そんな私が、現在、スピニング戦略全般で使用しているのが、【カレイド・セルペンティ/スピンサーペント】です。
(画像出典:エバーグリーンHP)
2020年現在、導入してから4年が経過しますが、ご要望にお応えして、インプレを書かせて頂きます。
スピンサーペントは、フィネスも巻きも、どちらも高次元にこなしてくれる頼れる相棒ですよ♪(あくまで、個人的な見解なので、その点は、ご了承下さいませ)
|基本スペック
名称:セルペンティ・スピンサーペント
型番:TKSS-64MST
全長:6フィート4インチ(1.93m)
標準自重:111g
パワー:ミディアム
ティップ:パワーソリッド
ルアー範囲:1/16~3/16oz(1.8g~5g)
ライン範囲:4~10ポンド
PEライン範囲:0.6~1.2号
ご覧の通り、ミディアムパワーを誇りますので【パワー系に振ったスピニングロッド】と言う位置付けになります。
しかし、ブッシュサーペントの様な完全なるパワースピン系ロッドではなく、フィネスも巻きも、両立することが出来るスペックを備えています。
|中弾性肉厚カーボンによるブランクス
ベリー~バットのチューブラー部分は、一見すると細身で頼りない感じに見えますが、中弾性カーボンを肉厚に巻き込んでおり、更に、±30°のカレイドスーパークワトロクロスで補強しています。
その結果、捻じれやブレを徹底的に抑制することが出来、スピニングロッドでありながら、ベイトフィネスロッドに負けないパワーを備えています。(バットパワーなんか、ホントにベイトロッドのそれですよ。)
|ガイドシステム
基本的に、フロロカーボンラインで使用することが多いですが、ロッドの性質上、PEラインを使用することもありますので、それに最適な大きさのFuji・Kガイドがセットアップされています。
トップガイド意外は、リング内径を確保することが出来る滑りの良いトルザイトリングが採用されています。(トップガイドのみ、SICリングです)
|パワーソリッドティップ
トップガイドから5個目のガイド部分までは、パワーソリッドティップとなっています。
通常のソリッドティップ搭載ロッドを比較すると、ソリッドティップ部分が、やや長く設計されている為、使用出来るルアーの範囲が広くなり、更に、キャストフィールも良くなっています。
パワースピニングの部類に入るスピンサーペントですが、このパワーソリッドティップのお陰で、1.8g程度のスモラバなども、精度良くキャストすることが出来、使用感も上々なのです。
|握り易いグリップ形状
独特のリールシートとなっており、コルググリップ側面は、フラット化されている為、ホールド性能が格段に上がっています。
小型シャッドをブレなく巻くには、このフラット化されたグリップが、非常に安定感があってGOODだと感じています。
セパレート形状のグリップなので、バランスも非常に良いのが特徴です。
フィネスをするにも、巻きをするにも、非常に快適に使えますので、使い疲れが無いのが特徴ですね。
|実は、有効レングスは長いんです
このスピンサーペントですが、スペック上は、6フィート4インチなのですが、実は、有効ブランクスは長いんです。
この写真は、6フィート9インチのスタリオンOTMと並べた写真です。
スピンサーペントは、ショートグリップを採用している為、ブランクスエンドを揃えた状態でのティップ部分は、こんな感じとなっています。
スペック上は、5インチの差があるハズなのですが、実際のブランクス長さの差は、2.3インチの差でしかありません。
従って、使用感は、6.6~6.7フィートとなりますので、スペック上の6.4フィートとは思われない方が良いです。
|適用ルアー範囲が広い
基本スペックは上記の通りですが、その守備範囲が広い仕様を活かして、色んなルアーを使うことが出来ます。
私の釣果と併せながら、使用出来るルアー範囲をご紹介したいと思います。
①1.2g~1.8gシンカーでのネコリグ(止水域)
4インチ程度のストレートワームでのネコリグ(1.2g~1.8g)も、しっかりと扱うことが出来ます。
繊細に扱えつつ、パワフルな琵琶湖の50クラスでも主導権を握られることはありません!
②1.2g~1.8gシンカーでのネコリグ(流心域)
ダムのバックウォーターなどの流心エリアでのネコリグによるドリフトにも対応出来ます。
この手の釣りは、繊細なロッドワークが求められますが、何ら問題なく対応することが出来ますし、流れに乗ったバスに対してもパワー負けしません!
③1.2g~3.5gダウンショットリグ
琵琶湖のウィードエリアなどで行うダウンショットリグにも、高次元に対応してくれます。
琵琶湖の硬いウィードにも、パワーソリッドは負けない為、ウィードにシンカーを絡ませながらのホグし戦略も、難なく対応出来ます。
④1.8g~5gのライトキャロ戦略
広大なエリアを素早く探りつつ、食わせることが出来るライトキャロのドラッキング戦略にも、対応可能です。
繊細なドラッキングにも、パワーソリッドが上手く対応してくれますし、琵琶湖の55クラスでも、パワー負けせずにファイトすることが出来ます。
⑤1.2g~1.8gジグヘッドによるミドスト
3インチ~4インチのシャッド系ワームを使用したジグヘッドリグのミドストやボトストも、難なく対応してくれます。
パワーソリッドティップなので、ミドストやボトスト専用のロッドの様なシェイキングまでは出来ませんが、ラインスラックを生かしたシェイクなら、全く問題なく対応出来ます。
⑥小型シャッドの巻き戦略
イマカツのジレンマ、エバーグリーンのスーパースレッジ、ジャッカルのソウルシャッドなどなど、小型シャッドの巻きの釣りにも、高次元で対応してくれます。
スピンサーペントの名に恥じない、最高レベルの巻きの釣りを約束してくれます。
⑦小型メタル戦略
5g~7gの小型メタルでのリフト&フォール戦略でも、かなり活躍してくれます。
パワーソリッドの為、キャストフィーリングも良く、リフト&フォールも絶妙にやり易いです。
ロッド全体に粘りがある為、小さなダブルフックの皮1枚でのフッキング状態であっても、バラすことなく手にすることが可能です。
|まとめ
①中弾性肉厚カーボンブランクス
②長めのパワーソリッドティップ
③握り易いグリップ形状
④実は、6.6~6.7フィートの有効レングス
⑤適用ルアー範囲が広い
⑥フィネスでも巻きでもOK
と言う感じで、パワー系スピニングでありながら、繊細なフィネス戦略にも対応することが出来るセルペンティ・スピンサーペントは、私のスピニング戦略で欠かすことが出来ない相棒となっています。
特に、1本で色んな戦略をする必要があるオカッパリなどでは、このスピンサーペントは、最高の相棒になってくれるものと思います♪