皆さま、毎度です♪友蔵です。
この前、紹介させてもらったイマカツ【デカリケーターDSFプロト】⇒インプレ記事はこちら⇒(デカリケーターDSFプロトのインプレ)
120gもありますので、ビッグベイトと言うか、これはもうジャイアントベイトです・・・。
レプリケーターDSFと比較ても、この大きさですからね(笑)
バス釣り歴36年目を迎えてますが、ジャイアントベイトの世界には、一切、足を踏み入れてなかったので、完全なる未知の領域・・・。一体、どーやって使うんだろう???的な・・・。
そんなジャイアントなデカリケーターDSFプロトですが、発売前に、イマカツから届いたと言うことは、何かしら、お役に立たないといけないんだろうなと・・・(笑)
この手のジャンルは、私のスタイルに合っているかどうか?と聞かれれば、「合ってない」と答えます。
でも、ジャイアントルアーで釣ってみたいか?と聞かれれば、「釣ってみたい」と答えます。
と言うことで、自分なりに模索してみたところ、ショートキャストによる至近戦で、効果があることが分かりましたので、その使い方をお伝えしたいと思います。(ただ、ホントに、ジャイアントルアーの世界は未知なので、私の話しは参考程度で・・・)
|まず、どんなタックルで対応出来るの???
なんせ、このデカリケーターDSFプロトは、120gもありますので、使うタックルも難儀しますよね・・・。
私の場合、ジャイアントルアー専用のタックルを持っていないので、いつものスーパースタリオンGT2RSと元祖スーパースタリオンで、使ってみました。
スーパースタリオンGT2RSも、元祖スーパースタリオンも、3.3oz(約93g)まで対応することが出来るロッドです。
120gのデカリケーターDSFプロトをこの2本のロッドで使ってみたところ、サイドからのショートキャストであれば、10m~15m程度の範囲内での使用は可能でした。(但し、これはもう自己責任でお使い下さいませ)
尚、ラインですが、フロロでもナイロンでも、最低20ポンドは必須と感じました。
臆せずに、しっかりと使いたい場合は、5ozまで対応可能な強靭なロッドをセレクトするのがベストですが、3.3ozまで対応のロッドでも、使えないことはないので、この辺りは、個人個人で判断してもらえればと思います。
|至近戦で効果あり?では、どんな場所で使うの???
デカリケーターDSFは、120gの巨体であるが故、その存在感は圧倒的で、バスに対して、捕食と言うか、威嚇で食わせられる要素も多く含んでいます。
その為、春と言う季節を考慮すると、産卵を意識して、シャローに差して来るバスに対して、威嚇的なアプローチで攻めるのがベストの様な気がします。
ですので、ご覧の様な水深1.0~1.5m程度のアシ際やブッシュ際が狙い目となります。
かなり小場所でのアプローチとなりますが、デカリケーターDSFプロトは、ジャバロン関節の持ち主ですので、僅かな移動距離でも多彩に動いてくれるので、こう言う小場所エリアで活きて来ます。
|では、どんな使い方をすればいいの???
タックルも分かった、攻める場所も分かった、となると、あとはどうやって動かせばいいのか???ですが、個人的には、こんな感じで使ってみました。
①ショートキャストで、アシやブッシュ際にキャスト。
②キャスト時の波紋を利用して、その場でステイ。
③リールのハンドルをグリッ!と回して、少し潜らせる。
④またステイ。
⑤そこから、ハンドルをグリグリ!と巻いて、ダイブ。
⑥ゆっくり浮上させて、またステイ。
移動距離を極力抑え込む感じで、イメージとしては「潜りたくても潜れない物体」をイメージしました。
ちなみに、デカリケーターDSFは、その名の通り、デッドスローフローティング(DSF)なので、ダイブさせてからの浮上が、かなり遅いです。
その遅い浮上時にも、ジャバロン関節がユラリゆらりとするのも特徴的ですね。
こんな巨体な物体が、移動距離を抑えて動いているもんですから、春バスに対しては、完全に、威嚇対象になりますよね。
|チューニングは必要なのか???
今回、上記の様な使い方をご紹介しましたが、この方法をやるには、少しだけチューニングした方がやり易かったので、併せてお伝えしますね。
デカリケーターDSFプロトには、ご覧の様な巨大なリップが装着されています。
これは、カバーコンタクト能力の向上と、ボトム煙幕ダート戦略を狙いとしています。(ウィードレイクでは、ウィードの回避能力も抜群かと!)
ただ、これだけ大きなリップを装着していると、お伝えした様な小技は、やりにくかったんですよね・・・。(あくまで個人的にはですが)
そこで、レプリケーターDSFのリップを装着してみたらどうだろうかと思い立ちました。
リップだけでも、ご覧の様な差がありますからね。
・右:デカリケーターDSFリップ
・左:レプリケーターDSFリップ
恐る恐る、レプリケーターDSFリップをデカリケーターに装着してみたところ、予想を超えて、ピタリと移植することが出来ました!
分かりやすく、比較画像をご覧下さいませ。
・上:デカリケーターDSFリップ
・下:レプリケーターDSFリップ
リップが小さくなったことで得られる利点と弱点は、こんな感じです。
【利点】
・動きが、より柔らかくなる。
・巻き抵抗が軽くなる。
・ダイブし易い。
【弱点】
・カバー回避能力が下がる。
・波動が弱くなる。
この様に、利点と弱点がありますが、ご紹介しました、至近戦でのアシやブッシュ際を攻める際には、デカリケーターDSFに、レプリケーターDSFリップを装着した方が、個人的には、しっくりと来ましたね。
広大なエリアを広くアプローチしたり、至近戦でも大きく動かしたい時、カバーの中を攻めたい時などは、オリジナルリップが効果絶大なので、使い分けでOKだと思います。
尚、注意点としては、レプリケーターDSFリップをデカリケーターDSFに装着する際、ネジ穴が合わないので、ネジでリップを押さえつけて固定させる必要がありますので、この点だけご注意下さいね。(数回キャストしたら、面倒でも、ネジを締め込んで下さい)
個人的には、このショートリップ仕様のデカリケーターDSFは、お気に入りになりました。
それと・・・、スプリットリングにライン直結びではなく、スイベルを噛ました方が、動きが安定する様な気がします。糸ヨレ防止にもなりますしね。
|で、ホントに釣れるんですか???
なるほど、タックルも分かった、使う場所も分かった、動かし方も分かった、チューニング方法も分かった、となると、あと残されたのは釣果のみ・・・。
「ウンチクはええんで、ホンマに釣れるんでっか!?」と言うことですが・・・。
これがまた、ホントに釣れるんですよ(笑)
お伝えした内容、全てを実践してみたところ、アシ際にキャストして、水面でガチャガチャさせてダイブ!からの浮上時に、50クラスがモンドリングバイト!!
ロッド:カレイド/スーパースタリオンGT2RS
リール:Revoエリート暁(6.4:1)
ライン:クレハ/フロロマイスター20ポンド
ルアー:イマカツ/デカリケーターDSFプロト
カラー:神龍
リップ:レプリケーターDSF用
ジャイアントベイトの世界には、足を踏み入れたばかりなので、これが正解かどうなのか、ホントに分かりません・・・。
でも、自分なりに考察したジャイアントベイト戦略で釣れたのは、今後の糧になるのは確実なので、サイズ以上に感無量でした!
ちなみに、ジャイアントベイトは、その巨体さ故に、使用後の水滴の付着も、普通のルアーと比較すると大量に付着します。
なので、そのままBOXに入れるとヤバいので、ご覧の様に、木にぶら下げて乾燥させるのはアリです(笑)
その際、忘れずに持って帰って下さいね!(一度、ぶら下げてたのを忘れて、車まで戻ったことがありますので・・・)
と言う感じのジャイアントベイトであるデカリケーターDSF。
何となく、ジャイアン的な要素がありますよね。
「俺の魚は俺のもの。おまえの魚も俺のもの」的な・・・。
そんなワガママなデカリケーターDSFですが、今後も、要所要所で投入して行きたいと思います!