皆さま、毎度です♪友蔵です。
今回は、お久しぶりのタックルインプレ記事となります。先日、真昼間にオカッパリにて、ロクマルを捕獲したことが影響し、その時に使用していた「クーガーエリート7GTの詳細を知りたい!」と言う声が多く聞こえて来ました。
そこで、先日、みっちりと2時間掛けて、使用感を確かめて参りましたので、スペックと併せて、ご紹介したいと思います。
文字としてインプレを読みたいと希望される方々は、このまま読み進めて下さい。
尚、動画でインプレを見たいと思われる方々は、友蔵YouTubeチャンネルに公開しておりますので、そちらでお楽しみ下さい。57分と言う大ボリュームです!日本一長いクーガーGTインプレ動画かと思います(笑)⇒『友蔵YouTubeチャンネル』
基本的に、私の方、道具オタクではなく、釣果至上主義ですが、素材や技術的な部分に関しても、ブログでは、しっかりと書かせてもらいますね。
それでは、クーガーエリート7GTのインプレをお楽しみ下さい♪
|基本スペック
名称:クーガーエリート7GT
機種型式:IGTC-71MF-SXF
レングス:7フィート1インチ
有効レングス:7フィート
パワー:ミディアム
テーパー:レギュラーファースト
適応ルアーウエイト:3/16oz~1oz
適応ラインポンド数:8ポンド~18ポンド
価格:¥69,000(税抜)
|ダブルハンドグリップ
グリップは、EVAのダブルハンド仕様となっています。
このEVAグリップですが、適度な柔軟性を有していますので、しっかりと握り込める印象を持ちました。
クーガーエリート7RSと比較すると、グリップが1インチ延長されていることから、両手で握ってのフルキャストが非常にやり易いですし、1インチアップにより、グリップエンドを脇に挟んで巻くことが出来る様になっています。
こちらのエバーグリーンさんの用意された画像の方が、分かり易いかな?
尚、メーカーロゴの入ったグリップエンドプレートは備わっておりませんが、ハードに使うオカッパリユーザーにとっては、こっちの方がいいかもですね。(エンドプレートって、案外、取れちゃいますからね・・・)
|ブランクス素材
ブランクスの素材に関しては、以下の構成となっています。
・メインブランクス:中弾性24トンカーボン
・バット~ベリー:トレカT1100G
・バット:超高弾性40トンカーボン巻き足し
メインブランクスとして、中弾性24トンカーボンを使用していますので、しなやかな柔軟性を有しています。
バットから6個目のガイドまで、トレカT1100G を採用していますので、強さと粘りを有しています。
バット部分には、鋭い反発力と高感度化に貢献する超高弾性40トンカーボンを巻き足しています。
更に、ティップから10個目のガイドまで、±45°4軸クロスで補強され、バットから2個目のガイドまで、±30°4軸クロスで補強されています。
このスペックを見てお分かりの様に、粘りとトルクを備えながら、圧倒的なパワーを備えていることが、お分かりになると思います。
ホント、ここまでやるか!?と言うブランクス性能ですよね。
|ガイド仕様
気になるガイドは、全部で11個乗せとなっており、高剛性なKWガイドが採用されています。
『バットから5個目ガイド』
・仕様:ダブルフット
・素材:ステンレス
・リング:SIC
『ティップから6個目ガイド』
・仕様:シングルフット
・素材:チタン
・リング:トルザイト(トップのみSIC)
見た目、ガイド自体が小さく思えますが、トルザイトリングを採用している為、リング内径が大きい為、14ポンド~16ポンドの太番手のラインでも、ライン抜けは良いと感じました。
ブランクス性能を100%活かし切る最適なガイドセットアップだと感じました。
|スーパークロスファイア製法(SXF製法)
ロッドのスパイン(背骨)を排除したスパインレス仕様となっていますので、ロッドの曲りが、めちゃくちゃ素直です。
負荷が掛かっても、スパインが無い為、左右に倒れることがなく、一切のパワーロスがありません。これは驚異的なことだと思います。
レギュラーファーストテーパーですので、ティップは、ご覧の様に、スッ!と入ります。
しかし、フッキングやファイト中の曲りは、ベリーでしっかりと止めて、バットはビクともしないのがご覧頂けると思います。
この淀みがないスムーズな曲りは、驚愕ですよね。
このスパインレスの気持ち良さは、ワンキャストしただけで、誰でも分かる程です。
又、スパインレスは、突発的なバイトにも対応出来る特徴もあります。
こちらのロクマル捕獲画像をご覧下さいませ。ショートキャストをして、ゴロタ石の際を巻いている際に、下からライズアップして来ました。(白いのがロクマルのバイトシーンです)
比較的、至近距離での突発的なバイトでしたが、このスムーズなロッドの曲りを見て下さい。
ティップは、しなやかに追随し、ベリーからバットでビタッ!と止めてくれましたので、フッキングも完璧に決まり、ロクマルでも、僅か20秒で制圧することが出来ました!
又、こちらの画像も、ご覧下さいませ。ほぼ、足元での突発的なバイトでしたが、クーガーエリート7GTの類稀なスパインレス性能で、この超至近距離であっても、完璧にフッキングに成功しました。
普通、ここまで至近距離での突発的なバイトは、釣り人側がビックリ合わせをするので、フッキングミスすることが多いです・・・。
しかし、この見事に追随する素直なブレンクス性能のお陰で、ミスなく捕獲することに成功しました。
ぶっちゃけ、最初は、スパインレス仕様であっても、釣果には直結しないのでは!?と感じてましたが、キャスト~フッキング~ファイトに至るまで、ここまでストレスフリーだと、これはもう釣果に直結すると認めざるを得ませんね。
いやはや、このスーパークロスファイア製法によるスパインレスの恩恵、ホントに素晴らしいと思います。
|これ、全部投げてみました!
と、ここまでは、ロッドに関する製法や性能に関するお話しでしたが、我々ユーザーは、そんなことはどうでもいいから、実際にはどーなん!?と感じることでしょう。
そこで、実際に、どんなルアーが使えて、どんな釣りが出来るのか!?と言う目線で、以下のルアーを試投して参りました!
・1/2ozジャックハンマー
・3/8ozスウィングチャター
・1/4ozスピンモグラチャター
・Bカスタム5/8oz
・ブザービーター
・TN80
・レベルミノー
・レヴォーグ1.2
・シャワーブローズ
・バスロイドJrトリプルダブル
・タイニークラッシュ
・レプリケーター神龍
・カバースキャット3.5インチ
・1/2ozマムシジグ+エグチャンク4インチ
・3/8ozバウヘッド+ダッドカット3インチ
・ハドルスイマー4.5インチ
結果的に言いますと、100%気持ちよく使えるのは【3/8oz~5/8ozゾーン】のルアーです。
これをセンターに据え、それ以下とそれ以上については、ちょっと扱いづらい印象を持ちました。詳しくは、動画で見てもらうのが分かり易いです。⇒『友蔵YouTubeチャンネル』
印象的には、オカッパリユーザーがよく使うルアーのど真ん中を突いていると感じましたので、まさにバーサタイル性能を有していると感じました。
クーガーエリート7GTを1本持っておけば、全国、色んなタイプのフィールドで、ストレスなく使用することが出来るものと思います。
ロクマルを始め、すでに圧倒的な釣果を出しているクーガーエリート7GT。
釣果は全てを物語る。
大地に足をしっかり降ろし、フィールドをタフに駆け巡るオカッパリアングラーに捧ぐ。このクーガーエリート7GTの牙は、噛み付いた獲物は逃さない。