皆さま、毎度です♪友蔵です。
ここ最近、Tシャツでも過ごせる様な陽気を感じる日が多かったですが、4月28日~29日に掛けての2日間、かなり寒い大雨模様となり、ここ滋賀県は荒れ模様でした・・・。
琵琶湖の水温も、一気に1.5℃ほど低下し、更に、水位も僅か2日間で10㎝弱も増加・・・。
季節外れの増水で、放水量も、300トンに上昇し、南湖に流れが産まれている状態になりました。
一見すると厳しい状況の様に思えますが、この様な時は、バス達は適切なエリアに逃げ込む習性があるので、そのエリアを攻めれば、結構、簡単にデカバスを手に出来たりするラッキーチャンスでもあります。
特に、オカッパリでしか狙うことが出来ない様な小場所に入り込む傾向があるので、尚更、オカッパリで狙い易くなります。
と言う背景を考慮し、2日間の大雨が降り続いた翌日の4月30日に、朝練して参りましたので、そのレポートを書かせて頂きます!
|状況が悪いからこそ、小規模のカバー撃ちがGOOD!!
琵琶湖本湖は、2日間に渡り、大荒れ模様となり、朝練当日の早朝も、かなりの強風となっている状況でした。
水温が低下している関係で、バス達は、より安定した水温を求めて移動します。
更に、増水している為、普段は水深が浅いエリアであっても、一時的な避難場所として、入って来る傾向にあります。
と言うワケで、選んだ場所は、本湖と繋がっている水路ですね。
水深は1m前後ではありますが、ご覧の様なベジテーションが豊富にあり、バスが身を隠すには十分なピンが多数存在しています。
大雨の翌日の為、普段は流れていない流れ込みが機能していたりしますので、じっくりと観察するのが重要です。
小場所であっても、この様な状況下で潜んでいるバスは、デカいことが多いので、タックルも、それなりの強さを求められます。
今回は、強靭なEG/スーパースタリオンGT2RSに、ZPI/アルカンセNSを組み合わせ、ラインも、フロロ20ポンドとしました。
状況把握も出来た。狙う場所も選定した。撃ち込むピンも分かった。タックルも最適なものを選んだ。
では、肝心のルアーは、何を選択すればよいのか???
|本来の使い方!カバースキャットのカバー撃ち!
増水しているものの、狙うピンの水深は、1m前後しかありません。
更に、逃げ込んでいるバスですので、それほど活性が高いと言うことでもありません。
となると、テキサスリグやラバージグなど、重り(シンカー)があるタイプを使うと、フォール速度も速くなる為、バスへのアピール時間も短くなってしまいます・・・。
活性が高い時は、それでOKなのですが、今回の様な状況だと、存在感はありつつ、ゆっくり探れるタイプのルアーが良いです。バスに見せる時間帯が長いと言い換えても良いかと。
そこで、選んだのが、デプス/カバースキャット3.5です。
ネイルシンカーなどは挿入せず、極普通のノーシンカーとして使用します。
カバースキャットは、昨今、ディープエリアなどでボトムに沈めて使う方法が流行っていますが、本来の使い方は、カバー撃ちです!
バックスライドもしますし、スライドフォールもします。シンカーが無い為、あくまで自然体でフォールします。これが、効くんです。
と言うことで、カバースキャットを使用したカバー撃ちを決行です!!
|超1級のブッシュにて、値千金の50オーバー捕獲!!
水路の一番奥に位置するベジテーションカバーから探ってみましたが、予想以上の濁りの酷さで、完全にアウト・・・。
徐々に、本湖に繋がっている側へ移動しながら、カバー撃ちをしていると、徐々に、濁りが改善し、本湖近くのエリアでは、丁度良い「生きた濁り」になっていました。
そして見付けた超1級のブッシュ。
本湖から一番近い場所にある大きめのブッシュ。本湖からの風の影響で、水路内に、本湖からの水が入り込んでいる状況でしたので、攻めたのは、そのブッシュの裏側。(写真の矢印部分です。)
状況から見て、まず間違いなく、この超1級のブッシュ裏には、デカバスが陣取っていると確信しました。
その狙いを付けた超1級のブッシュ裏に、カバースキャットを投入した直後、ラインが横に入ったのを捉えて、フッキング!!
かなり至近距離でのファイトとなりましたが、タックルが強靭なので、無事に最後はネットインに成功しました。上がって来たのは、ブリブリのカッコいい体型をした50オーバーでした♪
サイズ:50.5㎝(2230g)
ロッド:EG/スーパースタリオンGT2RS
リール:ZPI/アルカンセNS
ライン:クレハ/フロロマイスター20ポンド
ルアー:デプス/カバースキャット3.5
カラー:スカッパノン
フック:リューギ/スタンダード5/0
完全に、狙い的中でしたので、ホントに感無量でした!
見て下さい!この圧倒的なブリブリ体型♪
濁った状況を加味して、シルエットがしっかりと出る様に、スカッパノンカラーを選んだのも良かったんだと思います。
全ての要素をしっかりと理解し、解読した先に手にすることが出来た50オーバーは、至極の1本だと感じました。
悪条件だからこそ活きる場所。
そう言った場所を把握することが出来れば、釣果に結び付けることが可能なので、是非、チャレンジしてみて下さいませ♪
尚、今回の釣行模様は、友蔵YouTubeチャンネルでも公開しておりますので、是非、ご覧下さいませ♪⇒『友蔵YouTubeチャンネル』
いやはや、しかし、ホントにええバスでしたね。
ちょっとフィールドから離れてはいましたが、前回の出撃と今回の出撃で、バス釣りの感覚が、戻って来た感じがします!
これから、しっかりとフィールドに通い、釣果を出せる様に、刻一刻と変化する状況にアジャストしたいと思います!